日本で1番「人工林率」が高い都道府県はどこなのか 正解したのは全体の約2割だった
日本で一番「森林率」が高い都道府県は高知県です。では、日本で一番「人工林率」が高い都道府県はどこかご存知でしょうか。 ◆【写真2枚】都道府県の人工林率ランキングTOP10を見る 今回、アンケートで尋ねたところ、全体の約2割が正解しました。 記事後半では、日本で一番「人工林率」が高い都道府県の経済面を紹介します。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
日本で一番「人工林率」が高い都道府県はどこなのか
LIMO編集部が全国の10歳代~60歳代の男女100名を対象に、「東京都」「愛知県」「高知県」「佐賀県」の4択のうち、「日本で一番「人工林率」が高い都道府県はどこでしょうか」というアンケートを取ったところ、全体の41%が東京都と回答。 次に多かったのが31%の高知県。そして16%の佐賀県、12%の愛知県という順番になりました。 林野庁「都道府県別森林率・人工林率」によると、各都県の国土面積と森林面積、森林率は以下の通りです(2022年3月31日時点)。 ・東京都 国土面積21万9405ヘクタール、森林面積7万8937ヘクタール、森林率36% ・愛知県 国土面積51万7315ヘクタール、森林面積21万7660ヘクタール、森林率42% ・高知県 国土面積71万360ヘクタール、森林面積59万4090ヘクタール、森林率84% ・佐賀県 国土面積24万4067ヘクタール、森林面積11万783ヘクタール、森林率45% 森林率では、日本で一番高い高知県が84%と圧倒的な数字だということが分かりますね。ちなみに森林率2位は、岐阜県で81%となっています。
4つの都県の「人工林率」を比較すると…
林野庁が公表している「都道府県別森林率・人工林率」によると、2022年3月31日時点で人工林が占める割合が一番多い都道府県は佐賀県です。気になる人工林率は67%で、人工林の面積は7万3689ヘクタールとなっています。 2番目は森林率1位の高知県で、人工林率は65%、人工林の面積は38万6843ヘクタール。3番目が愛知県(人工林率64%、人工林面積14万46ヘクタール)、4番目が三重県(人工林率62%、人工林面積22万9588ヘクタール)となっています。 アンケート回答者の41%が選択した東京都は人工林率44%、人工林面積3万4925ヘクタールでした。 人工林率が高い都道府県を見てみると、上位には近畿、四国、九州と西日本の都道府県が多くランクイン。とくに四国は4県中3県がTOP10にランクインする結果となりました。四国の人工林率は以下の通り。 ・高知県 人工林率65% ・愛媛県 人工林率61% ・徳島県 人工林率60% ・香川県 人工林率47%