15年以上続く喧嘩「52歳にもなって…」シャックとハワードの罵り合いが再び勃発
■スーパーマン論争
人間に個性がある以上、どの分野においても犬猿の仲は存在する。それはNBAにおいても例外ではなく、1985年のオールスターにおける“フリーズアウト”でも知られるマイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)とアイザイア・トーマス(元デトロイト・ピストンズ)や、クリス・ポール(サンアントニオ・スパーズ)と審判のスコット・フォスターなど、その関係性は様々だ。 【動画】コービーも笑顔…スーパーマンに変装したハワードが見せた豪快ダンクの映像 シャキール・オニール(元ロサンゼルス・レイカーズほか)とドワイト・ハワード(元オーランド・マジックほか)もまた、水と油として有名な関係にある。 1992年デビューのオニールと、2004年デビューのハワードは長らく歪み合いが続いているが、それは両者の“スーパーマン論争”に端を発している。オニールはその圧倒的な支配力から、自身のことをスーパーマンと称しており、過去には自身が契約するリーボックからDCコミックスの名作『スーパーマン』の80周年を記念した『シャック アタック』のコラボレーションモデルをリリースしたことも。 一方のハワードは、2008年のダンクコンテストでスーパーマンのコスチュームで豪快なダンクを披露し、見事優勝。しかし、この行動が元祖スーパーマンであるシャックの逆鱗に触れ、4度のNBAチャンピオンは度々ハワードを口撃しており、この言い争いは2025年の現在まで続いている。
■ハワードはうんざり
この確執はある種、メディアやSNSにおけるオニールのエンターテインメントの1つとして認識されているが、対するハワードは長年のやりとりにうんざりしている様子だ。ポッドキャスト『Ray Daniels Presents』に出演したハワードは、オニールとの終わることのないラリーについて率直な感想を述べている。 「最も嫌だったのは、彼(オニール)が常に、俺が彼のようになりたいと思っていたということ。もう一度言うけど、もし僕が君のようになりたいと思っていたら、それを褒め言葉として受け止め、選手および人間としてどれだけ誇らしいかを示すべきじゃないか?まだ些細なことで言い争っている。いつになったら終わるんだ?本当に問題なのか?そろそろ乗り越えたいし、座って話をしたいんだ。シャックに伝えたい。僕はあなたを軽蔑したことはないと。でも彼にはいつも何か言いたいことがあるし、俺はもううんざりしている。シャックはもうやめるべきだって思うときもあるよ」 また、ハワードはこの不和を解消するべく、オニールが解説者を務めるTNTの人気番組『Inside the NBA』の収録スタジオまで行き、何が問題なのかを尋ねようとしたことも明かしている。 この発言を受けて、オニールも日本時間7日にX上でハワードをメンションして返答。ハワードの意見を受け入れるどころか、攻撃的なハッシュタグを添えて、先述のコメントを揶揄している。 「俺がお前のことを気にかけていると思うとは愉快だな。でも、二度とお前の名前は出さない。繊細な大男で、冗談が通じない冗談好きだな。金輪際、名前を口にすることはやめてやる。良い1日を過ごしてくれ。お前はもう抹消された。じゃあな。#気にかけたことなどない #俺を信じろ #承認は不要 #ポッドキャストはやめておけ #俺がお前のことを気にかけていると思うのは滑稽 #尊敬を得るには敬意を示せ #俺にとって今やお前は消えたと同然」