「テレビスタッフから聞いて知った」真弓明信氏…阪神へのトレード仰天エピソード ライオンズ時代はオフに中洲でアルバイト!?
オフは中洲でアルバイト
徳光: ご自身は中洲へは行かなかったんですか。 真弓: ここだけの話なんですけど、3年目ぐらいまでは中洲に入り浸りでした。シーズンオフは、もうほとんど中洲でアルバイトしている感じ。 カウンターの中に入ったらただで飲めるし、シーズン中のツケがあったらアルバイト代で帳消しにしてもらったりとか。 徳光: どんなアルバイトをしてたんですか。 真弓: 飲みながら話してりゃいい。 徳光: そうですか。言ってみればホストですね(笑)。 真弓: オフの間ですよ。その辺ははっきりしておかないと…。 徳光: モテたでしょうね。 真弓: いや、全然モテることはない。 徳光: ご自分で言うのも…ってことだと思いますが、相当モテたはずです。 真弓: 楽しかったです(笑)。
人気低迷で驚きの年俸交渉
真弓: 平和台球場はほんとにお客さんが少なかった。客席を見渡して、「今日は数えられるんじゃないの」って、指さしながら数えてましたから。あの頃は、パ・リーグとセ・リーグで全然違いましたよね。 徳光: 太平洋クラブライオンズは経営が厳しかったんで、正直なところ、あんまり収入は良くなかったでしょう。 真弓: 良くないですよ。1年130試合あって、120試合ぐらい出てたのかな。あの頃は一軍の最低年棒が360万円。それで、契約のときに「360万にしてあげる」っていうわけですよ。 120試合も出てて最低ライン、それも恩着せがましく、「360万にしてあげる」って言われても、「ちょっと納得できないですわ」ってなるじゃないですか。 真弓: 「お前、結婚するんだろう。相手のお父さんが身上調査に来て、『いい選手だから間違いないですよ』って言ってあげたから」とか、「結婚式であいさつするから、360万でハンコ押しとけよ」とか言われて、頭に来てね。 徳光: すごい交渉ですね。 真弓: 僕はそのとき初めて「野球をやめよう」と思った(笑)。
【関連記事】
- 【前編】酔いすぎて始球式で大失敗…阪神タイガース史上最高の“切り込み隊長”真弓明信氏が語る優勝裏話 リーグ制覇の瞬間は胴上げに備え勝手に守備位置変更!?
- 【中編】“真弓ダンス”のためにゆっくり打席に入ったら審判に怒られた!…真弓明信氏が明かした阪神ファンへの思い 幼少期に原辰徳氏とは社宅仲間!?
- 【プロ野球100人分の1位】変化球No.1は三振の山を築いた埼玉西武ライオンズ・今井達也投手の「生き物のように曲がる」スライダー 現役選手100人に独自調査2024
- 3歳からボールを握っていた…“打撃の職人”巨人・篠塚和典氏の成長秘話 ドラフト1位指名も喜べなかった理由は「巨人の星」!?
- 「敵将・阪急の上田監督の抗議のおかげで勝てた」ヤクルトで通算191勝・松岡弘氏が語る日本シリーズ激闘秘話 広岡監督との確執&40年後の感謝の言葉