お歳暮を贈る時期は? うっかり贈りそびれたらどうする?【お歳暮のマナー】大人の品格マナー講師・末永貴美子さんインタビュー
日頃からお世話になっている方に、感謝の気持ちを込めて贈る「お歳暮」。目上の方や上司、恩師に贈るものだからこそ、失礼のないようにしたいものです。うっかり贈りそびれてしまった時や喪中の場合など、どんなことに気をつけたらいいのでしょうか。「大人の品格マナー」の講師である末永貴美子さんに【お歳暮のマナー】を聞きました。
目次 1.お歳暮を贈る時期は? 2.12月20日までに贈れなかった場合は? 3.喪中の時はどうしたらいい? 4.お歳暮の相場や、品物を選ぶ時の注意点は? 5.お歳暮をいただいた場合の対応は? 6.正しい“のし”の掛け方は? 7.お歳暮を失礼なくやめる方法は? 8.手渡しする際のタイミングと挨拶は?
お歳暮を贈る時期は?
お歳暮は、1年の締めくくりに贈るもの。そのため、年の瀬が近づいた12月初旬から12月20日頃までに贈るのが一般的です。11月頃からデパートなどで売り出されますので、早めに準備をしておけるといいですね。
12月20日までに贈れなかった場合は?
年末に差しかかると、相手もお正月の準備などで慌ただしくなるものです。12月20日をすぎてしまった場合は、無理に贈るのではなく、年が明けてから「お年賀」を贈るのがおすすめです。お年賀とは、年始のご挨拶として贈る品物のこと。のし紙には「御年賀」「御年始」「賀正」などの文字を記します。
喪中の時はどうしたらいい?
お歳暮は祝いごとではなく、日頃の感謝を込めて贈るものですから、自分や相手が喪中の場合に贈ってもいいといわれています。 注意したいのは、お歳暮が間に合わず、お年賀になってしまう場合です。喪中はお年賀を贈れませんので、その代わりに「寒中見舞い」を贈りましょう。寒中見舞いは、松の内(一般的に元日から1月7日まで。関西では1月15日頃まで)が終わってから立春(節分の翌日)までにお贈りできるといいですね。
お歳暮の相場や、品物を選ぶ時の注意点は?
昨今、お歳暮の相場は5000円前後といわれています。相手の好みが分かる場合は、好みに合わせた品物を贈るのが理想的です。 もし、牡蠣やカニなどの魚介・海鮮を贈る場合は、要注意。相手が留守の間に届いてしまうと、迷惑をかけることがあります。事前に届くタイミングを伝えておくと良いでしょう。