「無観客が望ましい」尾身会長ら提言 組織委・橋本会長の受け止めは?
●観客上限を1万人とする政府方針
東京五輪・パラリンピックの観客問題については、21日に組織委、東京都、政府、そしてIOC(国際オリンピック委員会)、IPC(国際パラリンピック委員会)による5者協議の場で「政府の方針を踏まえて上限の決定を行う」と橋本会長が明言した。 政府は大規模イベントについて、「緊急事態宣言」や「まん延防止等重点措置」の解除後、1か月程度は収容率50%以内であれば観客上限を1万人とする方針を打ち出している。橋本会長は「状況が変化していくことで観客数は当然変わっていく」と述べ、感染状況や医療のひっ迫状況が悪化した場合には「無観客も覚悟しておかなければいけない」と無観客開催の可能性も口にしたが、「当初から政府が示すイベントの上限に則って決定したいという話をしている。その思いに変わりはない」との意向を語った。