【バレー】群馬グリーンウイングス・道下ひなの「勝利への道は自分自身が切り開いていく」、白岩蘭奈、菊地実結、藤井寧々 SVリーグに参戦した群馬の現在地
菊地実結選手(オポジット/ミドルブロッカー/アウトサイドヒッター)
――「全員バレー」の中でも特別な役割、スパイカーからセッターまでマルチポジションをこなしてきました。入団以来、齋藤監督のバレーを体現するキープレーヤーとして活躍してきましたが、SVリーグの中では自分のプレーをどう活かしていきたい? 菊地:SVリーグに参入するにあたって自分の役割を一つひとつ噛み砕いて理解することが大事だなと思ってきました。そこに対して、シーズンの始まる前から考えていたこともありますし、試合の中で敗戦を経験して理解したこともあります。 自分の強みって何だろう。そう考えたときに、まさに「マルチポジション」が当てはまりました。 シーズンの序盤はアウトサイドで、今はオポジットでも起用してもらっています。どちらにも対応していける力があるから使ってもらえている。 私は「これだけ」じゃない。できることがいくつもあることが強みなんだなって。
自分で自分の特徴を認識する。その特徴を全面に出す。 試合ごと、セットごとに自分の役割は少しずつ変わってきます。状況に応じて求められることを理解して、どういうプレーでチームに貢献するのか、一番力を使っていきたいポイントです。
藤井寧々選手(アウトサイドヒッター)
――SVリーグを戦うにあたって戸惑いや不安はあった? 藤井:正直未知の世界だったので戸惑いはありました。相手はどのぐらいの強さなのか、どれぐらいの高さでの戦いになるのか。わからないけどもうやるしかない、そんな状態でしたね。 相手と戦うのが怖いというか、勝ちきるための心だったり技術が全然追いつけていなかったと感じたときもあります。 未知の不安に対しては試合をやっていく中でだんだん慣れて来ます。でも今度は知ることの怖さもあります。相手の高さを実感してしまい、「これぐらいの高さが来るんだ」と過敏に意識をしてしまう。 精神的に乗り越えて、不安を超越する技術力をつけていかなければと感じています。
――大阪MVとのGAME1(12月7日)、第1セットの決定率は7割ありました。掴み始めたものがある? 藤井:私は身長が高くないのでリバウンドを何回も取ったり、ブロックに対してどう打っていくかを考えなければなりません。 練習ではできるけど試合では感情が先に出てしまってできなくなることも多くあります。 今日の試合では高い打点から長いコースに打つことを意識してプレーできたので手応えを感じました。でも相手はそのプレーにも途中から対応してきます。もっと自分の決め方の引き出しを増やしていきたいですね。
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