【バレー】群馬グリーンウイングス・道下ひなの「勝利への道は自分自身が切り開いていく」、白岩蘭奈、菊地実結、藤井寧々 SVリーグに参戦した群馬の現在地
白岩蘭奈選手(アウトサイドヒッター)
――SVリーグに参戦。簡単な戦いではないという覚悟を持って今季に臨まれたと思います。年末まで戦ってみてどのように感じているか? 白岩:やっぱり感じるのは高さとパワーですね。上位チームの相手になればなるほどその部分に対して難しさや課題が見て取れます。でも私たちにも戦い方はあって、ディフェンスをしっかり強化して、オフェンス時の枚数を増やして攻撃ができれば通用していると思います。 いかに試合の中でそういった場面を増やしていくのか、それが今の自分たちの課題ですね。 ――白岩選手自身の試合に対する意欲も強く感じます。 白岩:自分がどうやって1点に貢献できるかということは常に考えていて、2枚替えで入るときは流れを変えるための雰囲気づくりも意識してやっています。
道下ひなの選手(ミドルブロッカー)
――ここまでのSVリーグの戦いは? 道下:上位チームは特に修正力が高いですね。私たちがやっていることへの対応の速さ、そこにすごく差を感じています。 「やるべきことをしっかりやる」ということについてなら、私たちは試合を重ねながらできるようになってきています。でも「こちらの攻撃が決まった」「そこに相手がブロックで対応してきた」ではその次に何をすればいいのか、そういうところでの工夫がまだ足りていません。 サーブターゲットも相手は試合中にいろいろ変えてきます。私たちは選手自身が主体的に変化をもたらせているかというと、そこで他チームとの力の差を感じてしまいます。 応用力は試合を重ねていく中でどんどん身についていくものだと思います。いろんなチームと戦いながら自分の良さをどう活かすのか、自分自身が切り開いていくことが必要だと思います。 それができないとなかなか1勝はできないでしょう。SVリーグでの勝利は遠いと思っています。 ――スパイクでミドルを印象付けるという役割を求められていますね。 道下:スピード、それからコンビの精度を上げることに取り組んでいます。 今日の試合(12月29日デンソー戦)でも練習の成果が出せているのでそこは良かったと思っています。だた試合の頭、第1セットだけではなく、続く第2、第3セットもしっかりそれをやっていかないと展開が変わってしまうのを実感しました。試合を通してできるように頑張って行きたいです。
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