前回覇者サインツが棄権 ダカール第2S優勝はバチウスカ
【AFP=時事】ダカールラリーは6日、2日間にわたる第2ステージの2日目が行われ、四輪部門では連覇を狙ったフォードのカルロス・サインツ(スペイン)が早くもリタイアを余儀なくされた。オーバードライブ・レーシングのロカス・バチウスカ(リトアニア)がステージ優勝を果たした。 【写真】横転したサインツのマシン 通算4度の総合優勝を誇るサインツは、前日にマシンが上下逆さまにひっくり返るクラッシュをしていた中で、ビバークでの夜通しの修理を経てこの日も走りきったが、競技後に主催者から、「安全バーの損傷のため」続行不可と判断された。 9度の世界ラリー選手権(WRC)王者で、ダカール初制覇を目指しているダチアのセバスチャン・ローブ(フランス)は、エンジンのオーバーヒートを引き起こしたファンの不具合で前日はトップから30分遅れとなっていたが、この日は調子を上げて大きく遅れを取り戻し、15分51秒差の7位でフィニッシュした。 総合争いでは、トヨタ・ガズーレーシングのヘンク・ラテガン(南アフリカ)が首位に立ち、オーバードライブ・レーシングのヤジード・アルラジ(サウジアラビア)が4分45秒差の2位、通算5度の総合優勝を誇るダチアのナセル・アルアティア(カタール)が11分14秒差の3位に続いている。ローブは18分56秒差の6位につけている。 二輪部門では、レッドブルKTMファクトリー・レーシングのダニエル・サンダース(オーストラリア)がプロローグから3連勝を飾り、依然として圧倒的な強さを見せている。【翻訳編集】 AFPBB News