「生きていたら、いいことも悪いこともある」モデルはまじがいつも真摯で健やかでいられる理由
人生は一段ずつ階段を上っていくイメージ 「加えて、人生は階段を一年毎に一段ずつ登っていくイメージ。2024年は確かにいいことがたくさんあったけれど、2025年はベースのラインが2024年よりも一段上がっているから、たとえ2025年は運気が悪いと言われたとしても、ベースは上がってるから大丈夫だと思っています。 神頼みでどうにかしてほしい、変えて欲しいということもなくて。だから熱心にパワースポットや有名な神社を巡ったりすることもありません。ご近所の神社の前を通りかかったときに、時間があれば、手を合わせたり、帽子を被ってたら脱いで一礼したり。必ずこれをするというようなジンクスもありません。強いて言えば、朝のルーティーンで、亡くなった夫の両親に新しいお水とお線香、ピピちゃんにミニトマトを供えて『いつもありがとうございます、幸せに暮らしてますよ』って報告するくらいかな」
どんな時代でも、いい意味で他者の視線は気にしたい
「2020年から始まった『風の時代』。そろそろ本格的になってきたそうです。この時代とセットのような『自分らしさ』『自分軸』『個性を生かす』という言葉に、私はずっと少し困惑しています。 社会という“群れ”で生きていく以上、他者との関係性があってこその自分だし、他者がいるからこそ自分がどんな人なのか自覚できたり、”らしさ”も際立ったりするんじゃないかなと私は思っているんです。だから、いい意味で人の目を気にしつつ生きているほうが居心地がいいし、人にどう思われるかなという感覚も大事にしたい。私は個性的なわけでも、強くこうなりたいとか願望もないから、誰かがいてくれて自分がいたほうがバランスが取りやすいというのもあるし、そのほうが周りへの感謝の気持ちも生まれるような気がするんです。 2025年もいつものまま、おいしいご飯を食べて、晩酌して、体を労わって、お仕事をして、お買い物をして、たまにギターを弾いて。皆さんを驚かせるようなこともないかもしれませんが、変わらずいつものはまじがここにはおりますので、安心して気軽に立ち寄ってくださいね」 撮影/須藤敬一 スタイリング/福田麻琴 ヘア&メイク/TOMIE 構成・文/幸山梨奈
浜島 直子