家族で楽しむお正月 “おせちパフェ”の新提案も 紀文食品
紀文食品は11月27日、Xフォロワー約40人を対象とした「子育てに役立つ日本の行事」と「アレンジおせち」を学ぶイベントを都内で開催した。 難しいイメージを持つ人も多いおせちだが、紀文食品の商品を活用してカジュアルにも楽しめることを伝えた。高柳謙一郎営業企画部部長は「お正月行事には家族のつながりや子どもを大切に思う気持ちがあることを伝えたい。今の時代に合った楽しみ方でお正月を過ごしてほしい」とあいさつした。 参加者らはおせちの歴史などを学んだ後、ビュッフェ形式でアレンジメニュー、栗きんとん、黒豆に生クリームや果物を組み合わせた自作のパフェなどを楽しんだ。
1950年からおせち料理の主役である蒲鉾、伊達巻などの本格的製造を開始した紀文食品は、昨年「家族でつくろう!お正月プロジェクト」を開始した。「昨年はタレントの方に出演していただき、家族で楽しむお正月を発信した。今回はさらに深掘りして行事食にスポットを当て、一般の方に参加いただいた」(丸山昌久グループ統括室経営戦略部長)。 「伝統的な黒塗りのお重もあれば、ハレの日の特別な食事として楽しむ方もいる。幅広い層とタッチポイントを増やしていく」とし、次世代におせち文化を継承していく意欲を述べた。
和文化研究家の三浦康子氏は、子どもとおせちを楽しむポイントの一つに「意味ややり方を分かりやすく伝えたうえで、盛り付けなどを一緒に楽しむこと」を挙げる。紀文食品は子どもが喜ぶアレンジとして、好きなおせち料理とうさぎの形にした蒲鉾、好物を盛り合わせてピックをさしたプレートや、中にクリームチーズを加えた「モンブラン風栗きんとん」などを紹介した。