FA宣言もまさか…他球団オファーがなかった歴代選手(5)巨人がなければ引退だった…?
シーズンオフに大きな話題を集めるのが、フリーエージェント(FA)市場だ。2024年オフには甲斐拓也、九里亜蓮らが国内移籍を決断した。多くの選手が他球団移籍を実現させてきたが、獲得球団が現れないケースも少なくない。そこで今回は、FA権を行使するも、他球団からオファーがなかった歴代選手を紹介したい。
藤井秀悟
・投打:左投左打 ・身長/体重:175cm/86kg ・生年月日:1977年5月12日 ・経歴:今治西高 - 早稲田大 ・ドラフト:1999年ドラフト2位 2009年オフにFA宣言した藤井秀悟だが、他球団からの獲得オファーがなく、一時は所属球団なしの危機に見舞われた。最終的に年俸ダウンで読売ジャイアンツに移籍する運びとなった。 1999年ドラフト2位でヤクルトスワローズに入団すると、プロ2年目の2001年に最多勝(14勝)を獲得するなど大きく飛躍を遂げた。 その後も故障に悩まされるシーズンはあったが、計3度の2桁勝利を挙げるなど、先発の一角として活躍。 2008年に交換トレードで北海道日本ハムファイターズに加入。翌2009年には7勝をマークし、同年オフに国内FA権を行使したが、獲得球団が現れず、日本ハムも再契約を否定。所属球団なしの危機を迎えたが、2010年から巨人でプレーすることが決まった。 2011年オフには、村田修一の人的補償で横浜DeNAベイスターズに移籍。2013年には開幕投手に抜擢されるなど貴重な戦力となっていたが、翌2014年に戦力外通告を受けて現役を引退した。
ベースボールチャンネル編集部