「9」ポイント差を縮められるか…21年ぶりのプレミア制覇目指すアーセナル、今後2カ月の戦いが鍵に?
2024-25シーズンのプレミアリーグは全日程の約3分の1が終了し、アルネ・スロット新監督率いるリヴァプールが11勝1分1敗という圧巻の成績で首位を快走している。 2年連続でマンチェスター・シティとの熾烈な優勝争いを演じ、今シーズン21年ぶりのプレミアリーグ制覇を目指すアーセナルは、ここまで7勝4分2敗という成績を収め、リヴァプールに次ぐ2位に位置。第8節でボーンマスに敗れてからは4戦未勝利と不振に陥ったが、ノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴーアの復帰後は本調子を取り戻し、直近はノッティンガム・フォレストを3-0、ウェストハムを5-2で下している。 首位リヴァプールとは「9」ポイント差と水をあけられているアーセナルだが、12月1日のイギリス紙『ミラー』は今後の日程面が有利に働く可能性が高いと指摘。と言うのも、アーセナルはここから1月末までにチャンピオンズリーグ(CL)と国内カップ戦を含めて14試合を消化する予定だが、半分以上の8試合が本拠地『エミレーツ・スタジアム』での開催となる。加えて、アウェイで対戦する6チームのうち、フルアム、クリスタル・パレス、ブレントフォードはアーセナルと同じくロンドンを本拠地としているのだ。 これにより、1月末までにアーセナルがロンドン以外で試合をするのは、ブライトン戦、ウルヴァーハンプトン(ウルブス)戦、ジローナ戦の3試合のみ。近年のアーセナルはホームゲームや“ロンドン・ダービー”での成績が比較的安定しているため、この期間に多くの勝ち点を積み上げることが期待されている。なお、リヴァプールは同じ期間にニューカッスルやトッテナム、ジローナ、PSVなどとのアウェイゲームを控えている。 アーセナルに所属するイタリア代表MFジョルジーニョも今後の日程について「役に立つかもしれない。だが、どんな状況でも勝てるように準備しておく必要がある。ホームでの強みを生かし、できるだけ勝たなければならない」と力強くコメントした。まずは現地時間4日に控えるプレミアリーグ第14節のマンチェスター・ユナイテッド戦。追走状態に入るためにも勝ち点「3」が求められる。
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