愛知・大村知事が会見 「シリコンバレーで県のスタートアップ施設アピール」 23日からアメリカ訪問
愛知・大村知事が会見 「シリコンバレーで県のスタートアップ施設アピール」 23日からアメリカ訪問
愛知県の大村秀章知事は20日、県庁で記者会見に臨んだ。23日から6月2日までアメリカ・インディアナ州やケンタッキー州、カリフォルニア州を訪問すると発表。県が今年10月に名古屋市内に開設するスタートアップ拠点「ステーションAi」をアピールすることで「世界を動かしているシリコンバレーのIT企業に愛知・名古屋にも注目してもらい、連携を呼び掛けたい」などと述べた。 【動画】愛知・大村知事が会見(2024年5月20日)
モーターカーレースやトヨタ自動車の工場も視察
県はインディアナ、ケンタッキー両州と2017年に「友好交流及び相互協力に関する覚書」を締結し、交流を図っている。知事のインディアナ州訪問は7年ぶりで、今回は州政府主催の「インディアナ・グローバル経済・サミット」に出席するほか、世界有数のモーターカーレース「インディアナポリス500」も視察するという。 ケンタッキー州訪問は8年ぶりで、トヨタ自動車のケンタッキー工場などを視察。カリフォルニア州では「空飛ぶ車」の開発企業やグーグル、セールスフォースなどのIT企業を訪問し、スタートアップ支援について意見交換する予定。 大村知事は「(こうした企業と)アポイントが取れたということは我々の話を聞いてくれるということ。ステーションAiという手駒が持てたことは大きい」などと述べた。
不正発覚のグループホーム利用者からの相談「今のところない」
食材費の過大徴収や障害福祉サービス報酬の不正請求などが明らかになっている障害者向けグループホーム「恵(めぐみ)」について、県が17日から利用者向けに開設した相談窓口に「今のところ(相談は)ない」と明らかにした。 この問題では県内の一部施設について事業者の指定を取り消す方針だが、大村知事は「県としては利用者の方々が引き続き適切なサービスが利用できるように万全を期していきたい」と強調した。 (関口威人/nameken)