宮崎作品のアカデミー賞受賞で「快挙と合わせてジブリパークも見て」 愛知・大村知事が会見
宮崎作品のアカデミー賞受賞で「快挙と合わせてジブリパークも見て」 愛知・大村知事が会見
愛知県の大村秀章知事は11日、県庁で記者会見に臨み、スタジオジブリの宮崎駿監督作品『君たちはどう生きるか』が米アカデミー賞の長編アニメ映画賞を受賞したことについて、「ジブリパークの整備を進めてきた愛知県として大変よろこばしく思う」と述べた。その上で「今週というのは大変意味がある。3月16日にジブリパークが5エリアフルオープンとなり、映画にちなんだ展示も登場する。ぜひ今回の快挙と合わせて多くの皆さんにご覧いただきたい」と呼び掛けた。 【動画】愛知県の大村知事が会見(2024年3月11日)
新展示で「アオサギやペリカン、インコ」などが登場
受賞の報を受け、宮崎監督とスタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーに大村知事名で祝電と花を贈ったことも明かした。 ジブリパークの新展示は3月16日からメイン施設「ジブリの大倉庫」の模様替えに合わせて鑑賞できる。大村知事は「『君たちはどう生きるか』に登場するアオサギとかペリカン、インコなどを作らせてもらった」と強調した。
能登半島地震の義援金受け付けを延長「被災地の状況厳しい」
この日は東日本大震災から13年の節目で、大村知事は犠牲者に哀悼の意を表した。愛知県には2月末現在で778人の被災者が避難生活を送っているとして、「引き続きしっかり支援をしていく」と述べた。 能登半島地震については、愛知県が1月4日から受け付けを始めた義援金が約2カ月間で4000万円を超えたと発表。そのうち1000万円を既に石川県に配分しているとした上で、当初3月15日までを予定していた義援金の受付期間は「被災地における大変厳しい被害の状況」などを踏まえて約3カ月間延長し、6月28日までにすると明らかにした。 現地への県職員の派遣は「緊急の救助・救援活動は終了したが、今後はさまざまな復旧・復興について、要請に応じて行政関係の人員派遣を中心に続けていければ」と述べた。 (関口威人/nameken)