子どもの転落防止に「補助錠を7万9000世帯に配布」 名古屋・河村市長が会見
子どもの転落防止に「補助錠を7万9000世帯に配布」 名古屋・河村市長が会見
名古屋市の河村たかし市長は22日、市役所で定例記者会見に臨んだ。マンションなどからの子どもの転落事故を防ぐため、市内で5歳以下の子どもがいる約7万9000世帯に補助錠を配布すると発表。「自宅で子どもの転落事故が発生する危険性を減らす環境づくりに役立ててほしい」と呼び掛けた。 【動画】名古屋・河村たかし市長が定例会見(2024年4月22日)
昨年の双子の死亡事故きっかけに対策「子どもさんのため」
名古屋市では昨年3月、双子の2歳の男児がマンションの7階から転落して死亡する事故が発生。市はこれを受けて関係部局の庁内会議や有識者による懇談会を開き、補助錠の配布を含めた対応策を取りまとめた。 補助錠は引き違い窓のサッシに取り付けるタイプで、市販されているものを1個300円程度で市が購入。対象家庭には6月上旬から8月上旬にかけて郵送で届けられる。市当局によれば、他の自治体で同様の取り組みは把握していないという。 配布されるのは1世帯に1個のため、河村市長は「(1個では)心配だという方はいくつか(自費で)買ってもらわなあかんけど。子どもさんのためだで」と述べた。
日本保守党が初の議席「今の政治いくらなんでもいかん」
共同代表を務める日本保守党の公認候補が、21日に投開票された愛知県碧南市議選で初当選したことについて、「市民の皆さんの中に『今の政治はいくらなんでもいかんわな』と(いう思いがあった)」との受け止めを示した。 碧南市議選は定数22に対し26人が立候補。日本保守党の候補は11位で当選した。河村市長は「候補者も地元の人でよかった」と振り返った。 (関口威人/nameken)