【MLB】ヤンキースがリゾに代わる正一塁手を確保 ゴールドシュミットと1年1250万ドルで契約合意
日本時間12月22日、ヤンキースがカージナルスからFAとなっていたポール・ゴールドシュミットと1年1250万ドルの契約を結ぶことで合意したことが明らかになった。米公式サイト「MLB.com」のマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報として報じている。ヤンキースは今季終了後、正一塁手アンソニー・リゾがFAに。今季50試合で7本塁打を放った若手のベン・ライスをレギュラーに抜擢するという選択肢もあったが、新たな正一塁手探しに着手し、最終的には2022年のナ・リーグMVPを手に入れた。 2024年オフシーズンの移籍情報まとめ 現在37歳のゴールドシュミットはダイヤモンドバックスで8年、カージナルスで6年プレーしてきたスター一塁手。2022年ナ・リーグMVPのほか、オールスター・ゲーム選出7度、シルバースラッガー賞5度、ゴールドグラブ賞4度と輝かしい実績を誇り、現役4位の通算2056安打、同3位の362本塁打、同2位の1187打点をマークしている。しかし、MVP受賞後は成績が下降しており、今季は154試合に出場して打率.245、22本塁打、65打点、11盗塁、OPS.716と自己最悪のシーズンに。これが不振によるものなのか、年齢からくる衰えによるものなのかは、2025年シーズンにハッキリするはずだ。 ヤンキース打線はゴールドシュミットの加入により、アーロン・ジャッジ、ジャンカルロ・スタントン、コディ・ベリンジャーと合わせて4人のMVP経験者を揃えることに。メジャーリーグの公式記録を扱う「エライアス・スポーツ・ビューロー」によると、MVP経験者を4人揃えたのは史上7チーム目だが、野手4人のケースに限定すると、1978年レッズ、1982年エンゼルスに次ぐ3チーム目となる。 なお、ヤンキースはノーラン・アレナド(カージナルス)をトレードで獲得することを検討しているとみられており、アレナドと仲が良いゴールドシュミットの加入は、ヤンキースにとって大きな追い風となる可能性がある。アレナドは全球団に対するトレード拒否権を有しており、地元に近いドジャースへの移籍を望んでいるようだが、ゴールドシュミットからの誘いを受ければ、ヤンキースへの移籍を受け入れる可能性があるというわけだ。今後の展開が注目される。