基本、失敗する!? 整形の聞きたくなかった“真実”、あなたはどう思う?
「整形の失敗って目でも起きるの?」「二重にもすらっとした鼻にもしたいけどデメリットも気になる…」鼻ヒアルロン酸も切らない整形も目頭切開も小鼻縮小もエラボトックスも人中短縮も全部気になるけど整形の失敗は絶対したくない!そんなみなさんのために医学博士・慶田朋子先生に手術のリスクや信頼できるクリニックの見極め方を聞いてきました。【こっそり相談。ViVi保健室】 【整形】“迷うならやめとく”がベスト。やるならよい医師を見極めて!
今回の相談
Q.典型的な“平たい顔”の私。二重にして目をぱっちりさせたい!という願望が昔からあるのですが、整形に失敗するとかあるんでしょうか? がっつり変える大手術じゃない、プチな整形なら平気? 気になって夜も眠れません! ◆答えてくれる先生はこの人! 医学博士 慶田朋子先生 2011年に銀座ケイスキンクリニック開設。最新の医療機器と注入治療などをオーダーメイドで組み合わせた治療プログラムで、「切らないハッピーリバースエイジング」を叶える美容皮膚科医として、多くの患者から厚い信頼を得ている。美容に関する分かりやすい解説が人気で、TV、雑誌、ウェブなど多方面で活躍中。著書「365日のスキンケア」(池田書店)は季節に応じたお肌のお手入れやトラブル対策がよくわかる名著。
A:“100%失敗しない”はありえません
この写真を見てください。 よく「鼻ヒアル」と呼ばれる、鼻の付け根にヒアルロン酸を注入して鼻筋を通すことを目的とした施術なのですが、この女性はとあるクリニックでこの施術を受けたところ、おそらく量が多すぎたこと、種類がかなり豊富にあるヒアルロン製剤のチョイスミスなどが重なり、このように“アバター”みたいに腫れあがってしまいました。この施術はヒアルロン酸を注入するだけと手軽なので、若い世代の方にも人気ですが、一歩間違えると大変なことになるのです。この方はうちのクリニックでヒアルロン酸を溶解する薬剤を注射し、無事に元に戻りましたが、一時は外出もためらわれるほど顔が変わってしまったのです。 美容医療がポピュラーになるにつれて、失敗例も数多く報告されています。つい先日も、大阪にあるクリニックが整形失敗で訴えられたケースをニュースで見ました。うちのクリニックにも、他院で失敗されてしまい「なんとかしてほしい」と駆け込んでくる患者さんがいらっしゃいます。 整形は手術などの医療行為とほとんど同じ。たとえ医師側に落ち度がなかったとしても、異物を体内に入れるので過敏反応が出ることもありますし、リスクはゼロとは言えないのです。