「自分が活躍することで患者さんに健康的なボディメイクを広めたい」小児科医は不規則・激務に負けない
小児科医という激務を担いながらステージに挑み続け、今年はサマー・スタイル・アワードの全国決勝となるFINALでビキニモデル年齢別4位という上位に食い込んだ、海賀千波(かいが・ちなみ/38)さん。その多忙とボディメイクの両立法、優美な曲線を作り上げた理念を聞いた。 【写真】優美な曲線にビキニをまとう海賀千波さん
読めないスケジュールだからこそ、長距離の視点で
「急な呼び出しやランダムな勤務時間が日常なので、人よりも余裕を持ったスケジュールを組むように心がけています。たとえば、12月の下旬には次シーズンの目標を大まかに組む、月毎の達成率で考えるなど、日々の変動に左右されずリカバリーできる範囲で計画を立てています」 「トレーニングは朝の場合は5時から6時、夜は22時から23時頃にすることが多いです。パーソナルと自主でのトレーニングを含めて週に5日は行くのが目標ですが、あくまで仕事が第一なので、臨機応変に、柔軟に多忙と向き合うようにしています。食事はお弁当を前の日に3食ストックしておくといった工夫もしています」
「健康・機能性の向上」から「ボディメイク」へ
「もともと、筋トレは不健康からの脱却を目的に始めたので最初は重量にこだわらず、週に2回程度で身体能力の向上のため行っていました」 「次第に身体が変わるなかで、大会という明確な目標が出来たことで更にトレーニングに対しての熱意が自然と上がって、より審美性を求めるためのアプローチになっていきました。今は重量も追って筋肥大に積極的に取り組む他、柔軟性に欠けるという課題に対して『マスターストレッチ』という、バレエやピラティス由来のバランス能力やインナーマッスル強化に優れたレッスンも2週間に1度通っています」
プロによる個々の特性に合わせた指導を
「身体のつくりは人によって大きく違いますし、抱える課題もやはり異なるので、ボディメイクは自己流よりもその道のプロにみてもらうのが大事かなと思います。私の場合、身体のクセが特に強く皆と同じ動きでは効かない、股関節の外旋が苦手などの分かりやすい難所があったのと、医療に携わる仕事上、指導の仕方は簡単な言葉よりも専門用語を用いた指示の方が飲み込みやすいため、特別にそう対応してもらっています」 「その上で、さらに自身でも解剖学の書籍を読み込むことで『自分がやっていることを知識としても腑に落とす』ということもしています。個人に合ったやり方を見つけること、信頼できるパートナーを見つけることが最初の一歩には大切だと考えています」