1年半で-60kgの女芸人が教える「やせるために絶対にしてはいけないこと」7つ
まずは有酸素運動で「脂肪のベール」を脱ぎ捨てる!
やぎゅう:頑張って筋トレも始めたのですが、これもツラかった割に成果が出ませんでした。 日比野先生:筋肉量を増やして基礎代謝を上げるのは重要ですが、自己流の筋トレは要注意です。特に体重過多の人の場合は、筋肉のどの部位を動かすか、医学的な知識をもとに意識してトレーニングしないと、間違ったフォームでヒザを痛めたりして、体を動かせなくなるリスクも。 運動には、有酸素運動と無酸素運動の2つのタイプがあります。有酸素運動は、酸素を消費して脂肪や糖質を燃焼させ、それをエネルギー源とする運動のこと。ウォーキング、ジョギング、水泳や自転車、エアロビクス、なわとびなどですね。 やぎゅう:筋トレは有酸素運動ではないんですか? 日比野先生:筋トレは、短い時間に行う強度の高い無酸素運動です。かつてのやぎゅうさんのように100キロオーバーの方は、いきなり筋トレをするのではなく、まずは脂肪を落として動きやすいボディになることが先決ですね。そこからさらに自分のボディのどの部分を落とすべきか、課題が見えてくるはずです。 やぎゅう:まずは「脂肪のベール」を脱いだ先に見えてくるものがあるわけですね。 日比野先生:その通り。ダイエット初期の段階では、自己流の筋トレやたんぱく質の過剰摂取は避けたほうが無難ですね。 やぎゅう:これも思わぬ落とし穴でした。筋トレも有酸素運動もやみくもにやるだけじゃダメだし、かえって体調が悪くなった理由もよくわかりました。
ダイエットのNGポイントを解説
NGポイント1 過度な糖質制限 ・主食は糖質ゼロの食材 肌荒れ&体調不良に ・米を封印! 糖質断ちでストレスMAX ダイエット初期は糖質を完全にカットして、主食をコンニャクに置き替えることも。結局、空腹とストレスで長続きせず、肌も荒れてしまいました。 正解は……適度な糖質は必要 【日比野先生解説】 完全に糖質を制限すると、低血糖状態が続きホルモンバランスや自律神経の乱れにつながる恐れも。糖質制限をやめたときのリバウンドにも注意。 NGポイント2 自己流の筋トレ ・プロテインをがぶ飲み タンパク質の過剰摂取に ・自己流スクワットでヒザが崩壊! ネットで得たにわか知識で、30キロのダンベルを両手に持ってスクワットをしてヒザが崩壊。ジュース代わりのプロテインも効果を感じませんでした。 正解は……ダイエット初期は有酸素運動がおすすめ 【日比野先生解説】 ダイエット初期、特に体脂肪率が高い人はウォーキングなどの有酸素運動で脂肪を落とすところから。自己流の筋トレはケガの原因にもなります。 NGポイント3 ご褒美デーで暴飲暴食 ・スイーツビュッフェで爆食い 糖質制限の努力が無に…… ・ひとりフードファイトでリバウンドしてしまう ご褒美デー(チートデー)で暴飲暴食。その後、頑張ってリバウンド分を減量しても、すぐにまたご褒美デーで爆食いして太る……という悪循環でした。 正解は……ご褒美は小分けにすべし! 【日比野先生解説】 ご褒美は小分けにしたほうがダイエットも長続きします。私はハーゲンダッツのミニカップや、子ども用のおやつの小袋をプチご褒美にしていました。