これから寒くなるので温かいお茶が飲みたい!水から沸かすより「給湯器のお湯」から沸かしたほうが節約できると聞いたのですが、本当ですか?
寒い季節に欠かせない飲み物といえば、温かいお茶が思い浮かびます。お湯を沸かすときによく使われるのは、ガスコンロや電気ポット、給湯器です。「そのなかでも、給湯器でお湯を沸かす方法が節約になる」と聞いたことがある方も多いでしょう。 ▼エアコンを「10時間」つけっぱなしだと、電気代はいくらかかる? 電気代を抑える方法も紹介 給湯器は、ガスコンロに比べて効率よくお湯を沸かせるといわれていますが、水からガスコンロでお湯を沸かすのと比べて、どの程度節約になるのでしょうか。 本記事では、給湯器の節約効果について解説するとともに、給湯器や電気ポットなどで効率よくお湯を沸かす方法についてもご紹介します。お湯を沸かす際の費用を節約したい方は、ぜひ最後までお読みください。
給湯器のお湯から沸かすとどれくらい節約できるのか?
東京ガス株式会社によると、給湯器であらかじめ40度まで温めたお湯と20度の水道水を同じ大きさの鍋でそれぞれ2リットル沸かした場合、1回にかかるコストは給湯器が7.4円、水道水が7.9円とのことです。1日3回沸かしたとすると、給湯器で温めたお湯の方が、年間でおよそ579円の節約になるようです。 次に、使っているご家庭が多い、電気ポットとガスコンロでも比較してみましょう。20度の水を、やかんで1リットルずつ3回沸かした場合にかかる費用は11.2円、電気ポットで20度の水を3リットル沸かしてポットの保温を8時間使用した場合の費用は、15.8円です。 さらに、電気ポットでお湯を保温するよりも、使うたびに必要な量だけガスコンロでお湯を沸かす方が、年間で約1700円節約できるようです。
効率よくお湯を沸かすための節約ポイント
給湯器や電気ポットでお湯を沸かす際には、次のポイントに気をつけると、より節約効果が期待できます。どれもすぐに実行できるため、ぜひ試してみてください。 【給湯器の温度設定を見直す】 給湯器の温度設定が高すぎると、必要以上にエネルギーを消費します。お湯を沸かす場合は一時的に温度を高くしてもいいですが、普段の洗い物やお風呂の際には温度設定を見直し、無駄なエネルギーをカットしましょう。 【電気ポットは保温機能の使用を控える】 電気ポットの保温は便利ですが、長時間だと電気代が高くつきます。使用後は電気ポットの電源を切り、必要なときだけ沸かすことで、無駄な電力消費をおさえられます。また、断熱効果が高くお湯が冷めにくいポットを使用することで、保温時の消費電力を大幅にカットでき、節約につながります。 【節水を心がける】 給湯器でお湯を出す際には、必要な量だけを使うようにしましょう。使いすぎを防ぐことで、水道料金の節約にもつながります。