伊藤園「おいしく大豆イソフラボン 黒豆茶」に大ブレイクの予兆 22年秋に潮目変わり急伸 前年比82%増の高成長を遂げ勢い加速
「黒豆茶」が支持される一番のポイントは、1本(500ml)あたり7-20mgの大豆イソフラボンを配合している中身設計だと分析する。 「他社とは異なり、パッケージに“大豆イソフラボン”と記している点が独自の強み。大豆イソフラボンがフックになり、美容や健康に関心の高い女性が手に取って“初めて飲んだけれどおいしかった”とリピーターになってくださっている」と黒岡氏は説明する。 美容や健康に対する関心だけでなく、甘さや香ばしさといった味わいへの高い評価もリピートを後押ししている。
味わいについては「原料と製造にこだわっている。香ばしい香りと甘い味わいのある光黒種の黒豆を使用しており、豆そのものと粉末にしたものを組み合わせて製造することで、独特の味わいを作っている」と胸を張る。 今後は引き続き、40-50代の女性層にターゲットを絞り、量販店チャネルに注力してトライアルを促していく。 「これまでも、ノンカフェイン飲料のコーナーや女性比率の高い飲料のコーナー、ドリンクとティーバッグを連動させたコーナーを提案してきた。今年の夏場は、ノンカフェイン飲料というところを切り口に売っていきたい。9月6日の黒の日や、黒豆は縁起物のため正月、豆と関連して節分など、色々なものと絡めながらしっかりと露出していきたい」と意欲をのぞかせる。