全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第11戦富士は小林利徠斗がポール・トゥ・ウイン。初優勝を飾る
全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第4大会は7月20日、静岡県の富士スピードウェイで15時10分から第11戦の決勝レースが行われ、小林利徠斗(モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC)がポール・トゥ・ウインでスーパーフォーミュラ・ライツでの初優勝を飾った。 【第11戦のスタートシーン】 全日本スーパーフォーミュラ選手権の公式予選が終わった直後の15時10分から行われたスーパーフォーミュラ・ライツ第11戦の決勝。迎えたスタートでは、小林がしっかりとスタートを決める一方、2番手スタートの野中がわずかに遅れポジションを落としてしまう。 代わって2番手に浮上したのは、第10戦のスタートで遅れた中村仁(モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC)で、荒尾創大(HFDP WITH TODA RACING)が3番手に続いていくことになった。その後方では、荒川麟(B-MAX RACING 324)と小出峻(HFDP WITH B-MAX RACING)が続き、ケイレン・フレデリック(Pilot ONE Racing with B-MAX)攻略に時間を要した野中が続いた。 そんな野中だが、長丁場の21周のレース後半にフレデリックをかわすと、さらに小出、荒川をオーバーテイク。4番手までポジションを戻した。ただその頃にはトップ3のギャップは大きく広がっており、追い上げはそこまでとなった。 一方のトップ争いは、ポールポジションスタートでニュータイヤを投入した小林が21周のレースをしっかりと走り抜きトップチェッカー。スーパーフォーミュラ・ライツでの初優勝を飾った。2位は中村、3位は荒尾となった。4位の野中は第10戦で逆転を許した小出とのポイント差を1点差まで詰めている。また2位でフィニッシュした中村も小出との差を2ポイントとした。 マスタークラスは、ポールポジションの今田信宏(JMS RACING TEAM)がスタートできず遅れてしまうことに。そんななか、トップに立った藤原誠(TEAM DRAGON 324)が逃げ切り、第10戦に続き連勝を飾った。 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第4大会 富士スピードウェイ 第10戦決勝結果 Pos./No./Class/Driver/Car/Laps/Grid/Qualify 1/38//小林利徠斗/モビリティ中京TOM’S 320 TGR-DC/21/1/1’33.055 2/35//中村仁/モビリティ中京TOM’S 320 TGR-DC/21/3/1’33.172 3/2//荒尾創大/HFDP WITH TODA RACING/21/4/1’33.316 4/36//野中誠太/PONOS Racing TOM’S 320 TGR-DC/21/2/1’33.092 5/51//荒川麟/B-MAX RACING 324/21/6/1’33.392 6/50//小出峻/HFDP WITH B-MAX RACING/21/5/1’33.349 7/37//古谷悠河/Deloitte. HTP TOM’S 320/21/7/1’33.496 8/1//K.フレデリック/Pilot ONE Racing with B-MAX/21/8/1’33.693 9/13/M/藤原誠/TEAM DRAGON 324/21/10/1’35.628 10/30/M/DRAGON/TEAM DRAGON 324/21/12/1’35.736 11/4/M/今田信宏/JMS RACING TEAM/21/9/1’35.538 12/8/M/清水康弘/GNSY 324/21/11/1’35.726 天候:曇り 路面:ドライ ファステストラップ:小林利徠斗(モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC) 1'34.763 (2/21) ペナルティ:CarNo.1は、統一規則第31条10.(スタート手順違反(グリッド位置))違反により、タイムペナルティ5秒を課す。 [オートスポーツweb 2024年07月20日]