「救助犬にコーギーが!」能登半島豪雨災害の被災地に出動した救助犬たちの姿に感動の声「小さい体でがんばってる」「犬がいると治安上の貢献も」
「災害救助犬」の活動にさらなる理解を
実は私たちが考えるべきなのは、災害大国である日本の救助犬団体のほとんどが、民間のボランティア団体であることだ。救助犬を牽引するハンドラーは我々と同じ、仕事を持つ一般人。多くのハンドラーたちは有給などを駆使して救助活動を行っているという。 さらに、たとえ公的機関からの出動要請であっても、被災地に向かう燃料費や滞在費、犬やハンドラーが心身を負傷した際の治療費などもすべて、寄付金やその団体の会費、自費などで賄われているのが現実だ。 「どの出動でも移動費、食費、宿営費等、多額の出動費がかかっています。それらは会の運営費から賄われますが、その費用は会員たちの会費、皆さまからのご寄付で成り立っています。今回の出動も、皆さまからの温かいご寄付がこれまでにあったからこそ出来たことです。温かいご支援に大変感謝いたします。SNSでもたくさんの応援、ご支援のお声をいただけましたこと、会員一同、心より感謝しております。ありがとうございました」(認定NPO法人 災害救助犬静岡さん) 犬に救助活動をさせることを否定的に捉える人もいるだろう。だが、興味がなければ集中力が続かない「犬」にとって、「救助活動」は大好きなハンドラー(飼い主)と共に行う楽しいゲームや冒険のようなものなのだという。 災害救助犬静岡さんがHPやSNSに投稿している訓練時の様子を見ても、犬たちがその優れた嗅覚や運動能力を活かして、「救助活動」を楽しんで行なっていることがわかるだろう。 (まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・はやかわ リュウ)
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