センバツ2024 開会式 四国勢2校、力強く行進 高知、初戦へ向け闘志 /高知
18日開幕した第96回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)は、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開会式が行われた。四国勢は、32年ぶり2回目の出場となる阿南光(徳島)と、3年連続21回目となる高知(高知)がそれぞれ入場行進。両校の選手たちは甲子園の土と芝を力強く踏みしめた。 【写真で見る歓喜の瞬間】歴代のセンバツ覇者たち 阿南光は大会第2日の19日、第1試合(午前9時開始予定)で豊川(愛知)と、高知は大会第4日の21日、第2試合(同11時半開始予定)で広陵(広島)とそれぞれ対戦する。 開会式を終え、阿南光の井坂琉星主将(3年)は「小さい頃からテレビで見ていた舞台に立てて光栄。入場行進は最初はぎこちなかったが、(途中から)できたと思う」と感激の表情。翌日の1回戦に向けて「しっかり準備し、全力プレーで臨みたい」と気持ちを切り替えていた。阿南光の選手たちは開幕試合を観戦後、午後に同市の津門中央公園野球場で練習した。 高知の川村光輝主将(同)は「夢の甲子園でちょっと緊張した。前夜にホテルで行進の練習をしたが、ある程度できたと思う」と振り返り、1回戦に向けて「試合が近づいてきて楽しみ。しっかり準備して臨みたい」と闘志をかき立てていた。高知の選手たちはこの日は全体練習をせず、休養やウエートトレーニングに充てて英気を養った。【来住哲司】