ゴールド(金)は、なぜ世界で一番人気の投資になったのか?(海外)
金利
ワールドゴールドカウンシルのデータによると、過去、金利低下は金価格に好材料であり、FRBの最初の利下げから6カ月以内に金価格は10%上昇している。 来年FRBは複数回利下げすると予想されており、金利低下は金価格に追い風となるはずだ。 実のところ、9月のFRBによる利下げ開始から金利は上昇しており、米10年債利回りは今週、7月以降で最も高い水準をつけたが、金価格は引き続き上昇している。 これは、金投資家が世界の金利動向をより注視していることの現れだ。各国中銀が金融政策緩和の構えを見せるなか、世界の金利は低下傾向にある。中国人民銀行が10月21日にローンプライムレートを25bp引き下げる一方、カナダ銀行は23日、政策金利を50bp引き下げた。欧州中央銀行(ECB)は17日に政策金利を25bp引き下げ、エコノミストはイングランド銀行が、これまでの市場予想よりも大幅な利下げに踏み切るだろうと述べている。 ※本記事は取材対象者の知識と経験に基づいて投資の選定ポイントをまとめたものですが、事例として取り上げたいかなる金融商品の売買をも勧めるものではありません。本記事に記載した情報や意見によって読者に発生した損害や損失については、筆者、発行媒体は一切責任を負いません。投資における最終決定はご自身の判断で行ってください。
Matthew Fox