国内候補の中で最も有力な人物

韓国代表の監督就任が内定と報道されたホン・ミョンボ。（C）Getty Images

　韓国代表の新監督に、蔚山現代を率いるホン・ミョンボが就任するようだ。複数の韓国メディアが報じており、『マイデイリー』は「大韓サッカー協会（KFA）は７日、次期サッカー代表チーム監督にホン・ミョンボ監督を内定。 ８日午前10時に、李技術本部総括理事が関連内容をブリーフィングすると発表した」と伝えている。 【PHOTO】華やかなコスチュームでエール！ 大会を彩る韓国女子サポを特集！ 　この事態に、同メディアは「司令塔を失った蔚山ファンは怒っている」と記す。 「シーズン中に“Kリーグ監督抜き”、それも優勝を狙うチームの監督を引き抜く協会に対する不満とともに、代表チームの監督職を受け入れたホン・ミョンボ監督も批判の対象となった。 　ホン・ミョンボ監督は国内候補の中で最も有力な人物だった。しかし代表監督就任が取り沙汰されるたびに強く否定し、蔚山ファンを安心させた。ホン・ミョンボ監督は何度も『聞いたことがない』と強調し、最近では協会の監督選任の過程を批判したりもした」 　５日の水原FCとの試合前には、ホン・ミョンボ監督は「李理事から連絡があったことはない。会うつもりはない」と話していたという。だが実際には、李理事と会い、話は進められたと『マイデイリー』は推測する。 「何であれ、結局、ホン・ミョンボ監督が蔚山を裏切ったという声が高まる理由だ。拒絶の連続は誠意のない言葉だったという批判は避けられない状況だ」 　記事は「李理事はブリーフィングで、ホン・ミョンボ監督の代表チーム監督就任の過程と時期について説明するようだ。監督を失った蔚山が後任監督を任命できるように、ホン・ミョンボ監督は可能な限り蔚山を率いた後、代表チーム監督を務める可能性が高い」と見通し、「ただ、その過程で傷ついた蔚山ファンを納得させることができるかどうかは未知数だ」と懸念を示した。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部