アシックス、「レッツノートFVシリーズ」導入--業務効率化とCX向上
アシックスは、パナソニック コネクトの「レッツノートFVシリーズ」を導入し、IT業務負荷の軽減と顧客体験(CX)価値の向上を実現した。パナソニックグループが発表した。 2022年の導入以来、初期不良率は約0.1%で、PCに関する問い合わせ件数は導入前の10分の1に減少した。使いやすさの面では、頑丈さ、大画面、カメラ解像度、スピーカー性能などが従来よりも向上したという。 運用保守の効率化の面では、インテルの「vProプラットフォーム」によるリモート管理と一括アップデートが可能となった。さらに、工場出荷段階でアシックス向けソフトのインストールやユーザー登録などを行うキッティングサービスが提供され、IT部門の導入作業と管理負荷が軽減したという。 CXの面では、タッチパネル搭載モデルにより、店舗での顧客対応や説明がスムーズになったという。 アシックスは、導入前の社員レビューで、レッツノートが他社製品よりも総合的に高評価だったことを受け、採用を決定した。vProプラットフォームによる効率的な運用管理や、パナソニック コネクトのキッティングサービスによる導入作業と管理負荷軽減も採用のポイントになった。 アシックスは、デジタルを活用したブランド体験価値の向上と新規事業開発を進めている。その中で、社内PCのメーカーや機種が多数混在し、ITシステム部門の管理負担になっていた。デジタルツールの増加によるPC動作の重さや生産性の低下も課題となっていた。 同社では顧客に合ったシューズを提案する際、3次元足形計測機で足をスキャンし、PCにインストールしたアプリケーションで分析結果を案内する。そのため、PCのスペックや使い勝手が非常に重要になるという。今回、サービスの提供スピードが向上することで、結果として売上向上にもつながったという。