何気なくしている「背伸び」が“最強の健康法”と専門家が絶賛!その驚くべき効果を解説
朝起きた時や、日常の隙間で無意識に行っている「背伸び」。一度行うだけでも、気分転換になったり、目が覚めるきっかけになるおなじみの動きには、実は驚くほどの効果があるって知ってた? 【動画】体の調子が整う!30秒でできる「背伸び」の正しいやり方 「“背伸び”はたった30秒でできる最強の健康法です」 そうお話しす姿勢治療家®でもあり、仲野整體東京青山院長の仲野孝明先生。姿勢から生産性を高める、健康経営法人向けセミナーやラジオ番組など啓蒙活動も話題となり、メディアでも多数紹介され注目をあびている。今回は仲野孝明先生が、背伸びのメリットと気を付けるべき点、正しい3つの背伸びの仕方を教えてくれた。ぜひ参考にしてみて。 ご覧のとおり、私たちが普段正しい姿勢で過ごしていないことは、私たちの想像以上に大きな影響を及ぼしているのです。むずかしく感じるかもしれませんが、正しい姿勢になるのは、まったくむずかしいことではありません。なぜなら、正しい姿勢をとるためにやるべきことはたった一つしかないからです。たった一つの動作でできる健康法、それが“背伸び”です。私たちの体は背伸びをしたときに、“正しい姿勢”になるようにできています。姿勢がなぜこれほど健康に影響するのかというと、正しい姿勢とは、“もっとも体を効率よく支え、動かす状態”であり、同時に“もっとも体への負担が少ない状態”でもあるからです。
背伸びが持つメリットとは
背伸びをすると、人はちょうど身長を測るときにするように、無意識に頭の位置が引き上がります。体がこのポジションに収まれば、背骨の働きもよくなりますし、体への負担も一部に過剰にかかることもなくなるのです。お腹が上に引っ張られるため、自然とお腹まわりが薄くなります。この薄くなったお腹の感じ、輪になっている胴体全体がきゅっと締まったような感覚こそが“インナーマッスルが機能している状態”です。背伸びをして手をおろしたあと、このお腹の感覚をキープすれば、体幹がうまく機能できる正しい姿勢が維持できます。この感覚さえつかむことができれば、たとえ姿勢が崩れてきてしまったとしても、すぐに正すことができるようになります。また、今まで余分な負担をかけて緊張していた筋肉が楽になり、脳からの指令もスムーズに届くようになるのです。