正月のタイで撮影された日本人男性による迷惑行為。 白いTシャツ姿の男性が、警察官の胸ぐらをつかみ叫んでいます。 男性は31歳の日本人観光客。 現地の警察官に迷惑行為を注意され逆上したのです。 騒ぎが起きたのはタイ北部の都市チェンマイにある観光地として人気の「ターペー門」です。 当時、現場では多くの人が集まり、新年を祝っていたところ、1人の日本人男性が赤い小型の熱気球を飛ばそうとして騒ぎに。 チェンマイでは毎年11月、「コムローイ」と呼ばれる熱気球を飛ばす伝統的なお祭りが開かれます。 しかし、火災の危険性や航空機への影響などから、飛ばせる期間や地域が制限されています。 そのため警察官がコムローイをたたき落としたところ、男性が逆上したのです。 暴言を吐かれても男性警察官は冷静に対応しています。 男性はこの後、通訳から状況を説明されると、自らの間違いを認め警察官に謝罪。 さらにその後、現地の警察署を訪れ、改めて謝罪しました。 男性は警察官への行為に対する罰金として、日本円で約1万4000円を支払い、帰国。 しかし、問題の映像がネット上で拡散されると、タイや日本などで男性への批判が殺到しました。 一方で、男性に詰め寄られても冷静に対応した警察官を称賛する声も相次ぎました。 この警察官に対し、チェンマイ警察のトップが日本円で約4万6000円の報奨金をポケットマネーから出したということです。