元日本代表 稲本潤一（45）が現役引退を発表、今後は「できれば指導者の道で」日韓W杯では初勝利に貢献
サッカー元日本代表で南葛SCの稲本潤一（45）が4日、都内で現役引退発表会見を行った。稲本は引退を決意した理由について「チームを勝たせるパフォーマンスができるかどうかと考えたときに、それは厳しいかなと思い」と明かした。 会見には南葛SCのオーナー兼代表取締役を務める“キャプテン翼"の原作者・高橋陽一氏も登壇。引退を決意した稲本へ「お疲れさまでした。だいぶ濃いサッカー人生を歩んでこられたと思いますので、経験をこれからも日本のサッカー界に伝えていってほしいです」と労いの言葉をかけ、自身が描き下ろした稲本のイラストをプレゼント。「ちょっと鳥肌が立ちましたね」と稲本は感激しつつも、「（もしかしたらイラスト）くれるかなと思いましたが（笑）」と会場を沸かせた。 稲本はガンバ大阪ユース時代の1997年、当時17歳6か月でJリーグデビュー。2001年にはイングランドの名門アーセナルに移籍し、そこからトルコ、ドイツ、フランスと海外のチームを渡り歩いた。2010年には川崎フロンターレに移籍し、Jリーグに復帰。2022年から高橋陽一氏がオーナー兼代表取締役を務める南葛SC（関東サッカーリーグ1部）でプレーした。
◆日韓W杯では歴史的初勝利導くゴール！会見には家族も登場
今後について「やはり、これだけ（現役で）やってくると現場から離れるのはすごく寂しくなるので、たぶん指導者の道に行くとは思います。こればっかりは僕が行きたいって言っても行けるものじゃないので、できれば指導者の道で現場で悔しかったり楽しかったりっていうのを常にやっていきたい」と思いを語った。 世代別の日本代表でも1999年のワールドユースで準優勝。シドニーオリンピック™にも出場し、A代表では2002年日韓大会、2006年ドイツ大会、2010年南アフリカと3度のW杯を経験した。2002年のベルギー戦でW杯初ゴールを決めると、第2戦のロシア戦では決勝ゴールを決め、日本のW杯初勝利、決勝トーナメント進出に貢献。日本代表では国際Aマッチ通算82試合に出場し5得点を挙げた。
