宣言解除受け、埼玉・大野知事が会見(全文2完)悪いシナリオ考える必要あり
他の知事とは相談したのか
読売新聞:読売新聞の植村です。今回東京都がロードマップの前倒しをちょっと進めたり、他の首都圏の都府県でも休業要請の解除などが決められてきましたが、今回、埼玉県ではそこの一覧表にあるような休業要請の解除などを決めるに当たって、東京都や神奈川、あと千葉県など、他の都府県との相談だったり、そういった話し合いというか、それは知事間で行われていたんでしょうか。 大野:以前お話はもうすでにしたと思いますけれども、金曜日だったですか、小池都知事とは電話でお話をして、そのときにもちろん首都圏一体で取り組むんですが、その中でも細かな基準として例えば酒の提供の時間については合わせなければお互いに良くないですよねという、そういった合意には至っています。そのときに、彼女とも10時ということで緩和の第1弾をやるという調整をさせていただきました。ほかについては特段、お互い頑張ろうって話はしてますけれども、細かな話はしていません。
県外移動、夜の繁華街の自粛緩和はどう決める?
読売新聞:ありがとうございます。あともう1点、今日知事のほうからお願いという形で出された、県外への不要不急の外出を控えてほしいというところと、あと夜の繁華街への外出も控えてほしいというところについてですが、これら、この2つに関しては今後、それがオッケーになるというか、知事のほうからお願いがなくなるような状況になるためには、専門家の会議でいったん諮問を行ったりするような流れになるんでしょうか。 大野:これについては専門家の方にお伺いするかもしれませんし、当然専門家の知見は貴重ですから。ただ、今回は法定のものではなく、あくまでもお願いベースでありますので、そこは必ずしも必要なプロセスにはならないというふうに思っています。ただ、県外への移動といってもたぶん2点あって、1つはいつも申し上げているとおり、東京都の関係であります。これは首都圏全体で見たときにどういった状況になるのかということがたぶん大きな鍵になると思います。 それからもう1つの、ほかの県に例えば移動する場合には、今日、政府の基本的対処方針の中にもありましたけれども、ほかの県からわれわれを見ると、つい最近まで緊急事態宣言が解除されていなかった県で、そこからの移動は控えてほしいという、それは政府からの対処方針の中にもあるので、それについてはやはりわれわれのほうで努力をして、可能な限り早期に、いろんなところに移動ができるよう、県民の皆さまに、移動させていただけるような体制にするというのは、今度はこっちの問題だと思っています。 読売新聞:ありがとうございます。 司会:あとすみません、2、3人でお願いします。 大野:では、どうぞ。