【写真：Getty Images】

　UEFAユーロ2024（EURO2024）グループB組第2節、スペイン代表対イタリア代表の試合が現地時間20日に行われ、スペイン代表が1-0の勝利をおさめた。僅差での勝利となったが、あらゆるデータでイタリア代表を圧倒していたと、スペイン紙『マルカ』が報じている。 【グループリーグ順位表】ユーロ2024（EURO2024） 組み合わせ 　スペイン代表を率いるルイス・デ・ラ・フエンテ監督は、アルバロ・モラタやニコ・ウィリアムズ、ラミン・ヤマルなどを先発起用。ウィリアムズのクロスにペドリが頭で合わせて決定的な場面を作ったが、イタリアの守護神ジャンルイジ・ドンナルンマに防がれる。その後もスペイン代表が攻め立て、ゴールを狙うがイタリア代表の堅い守備に阻まれた。それでも55分、ウィリアムズのクロスがイタリア代表のリッカルド・カラフィオーリのオウンゴールを誘発し、スペイン代表に1点が入る。この先制点を守り切り、スペイン代表が1-0の勝利をおさめた。 　FIFAランキングで見ると、8位スペイン代表と10位イタリア代表の順位は近いが、試合内容はスペイン代表が完全に圧倒し、EURO2020の優勝国であるイタリア代表を苦しめていた。同紙によると、ポゼッション率はスペイン代表が57%で、イタリア代表が43%。シュート数はスペイン代表が20本で、イタリア代表が4本。そのうち枠内シュートはスペイン代表が9本で、イタリア代表が1本。パス数はスペイン代表が537本で、イタリア代表が365本だったという。同紙はタイトルに「イタリア代表は過去16年間で最大の包囲網に苦しんだ。スペインのシュート20本、ウナイ・シモンのセーブは1本だけで、パス数は相手の約2倍」とつけ、「スペインはイタリアを相手に、スコアボードに反映されないようなプレーでラウンド16に進出した。なぜなら、最初から最後まで試合のあらゆる面を支配した」と報じている。