大学生の息子が「軽自動車」をねだってきます…。通学でも使用しないですし「共同利用」で十分ですよね?
大学生の息子が車の購入を希望している場合、その必要性と車の維持にかかるコストを慎重に考えることが重要です。特に、通学で車を使わないという状況では、本人が所有するよりも共同利用のほうが経済的だと考える方もいるでしょう。 この記事では、10~20代が車を所有している割合や大学生が車を所有するリスクを解説します。大学生におすすめの車の利用方法をご紹介しているため、参考にしてください。 ▼トヨタ「アル・ヴェル」は月々でいくらの支払いが必要? 返済額を試算してみた!
10~20代が車を所有している割合
東京都が2022年に行った自動車利用と環境に関する世論調査によると、18~29歳の男女のうち本人が車を所有している人の割合は男性で55.6%、女性で36.7%です。さらに、家族が所有している車を利用している方の割合は、男性で70.4%、女性で91.8%となっています。 以上から、10~20代の方は、家族名義で車を所有している割合が多いことが分かります。 また、地方では車は生活をするうえで必要性が高い可能性がありますが、東京都は公共交通機関が発達しているため、そもそも車の必要性を感じていない方が多い場合も考えられます。
大学生が車を所有する際のリスク
大学生が車を所有する場合は、維持費などのリスクがあります。車は購入時以外にも、車を維持するために税金の納付やメンテナンス費が必要です。以下に、車を所有したときにかかる維持費をまとめました。 ・自動車税 ・自動車重量税 ・任意保険 ・自賠責保険 ・車検費用 ・ガソリン代 ・駐車場代 車のボディ対応による年間の維持費の目安は、以下の通りです。 ・軽自動車:32万円程度 ・小型自動車:39万円程度 ・普通自動車:45万円程度 車種により維持にかかる費用は変わりますが、今回のように軽自動車を購入する場合は、目安として年間で32万円程度の維持費がかかります。自動車税や自動車重量税などは年単位で支払うものであるため、毎月はかかりませんが、ガソリン代や駐車場代は毎月支払いが発生します。 大学生だと金銭的な余裕がない可能性が高いため、維持費を払えないおそれが出てくるでしょう。自分で維持費を支払えない場合は、親などに支払ってもらうなどの方法がありますが、その場合は親の負担が重くなってしまいます。