森保J大迫代役に浅野&鎌田抜擢陣容の違和感
モンゴル代表(10日・埼玉スタジアム)、タジキスタン代表(15日・ドゥシャンベ)とのカタールワールドカップ・アジア2次予選に臨む日本代表メンバーが3日、日本サッカー協会から発表された。 東京・文京区のJFAハウスで記者会見した森保一監督に選出された23人のなかで、GKの3人、DFの7人、MFの10人の計20人は、パラグアイ代表との国際親善試合、ミャンマー代表とのアジア2次予選初戦にともに2-0で勝利した9月シリーズから変わらなかった。 対照的にFWは3人のうち2人が入れ替わった。故障離脱中の大迫勇也(ヴェルダー・ブレーメン)、ミャンマー戦の後半途中から出場していた鈴木武蔵(北海道コンサドーレ札幌)が外れ、代わりに浅野拓磨(パルチザン・ベオグラード)と鎌田大地(アイントラハト・フランクフルト)が復帰した。 浅野は森保ジャパンが船出した昨年9月のコスタリカ代表戦以来の、鎌田はフル代表デビューを果たした今年の3月シリーズ以来の復帰となる。6月シリーズから継続的に招集されている永井謙佑(FC東京)に加わるアタッカーを、浅野と鎌田とした理由を森保監督はこう説明した。 「彼らは所属チームで継続して試合に出ていて、いいパフォーマンスも見せてくれている。彼らがもっているものを十分に日本代表で生かせると思っているし、さらに現時点における彼らの好調な部分も日本の戦いに生かしてほしいと考えています」 24歳の浅野はサンフレッチェ広島から2016年夏に、プレミアリーグの名門アーセナルへ加入。就労ビザの関係でブンデスリーガのシュツットガルト、ハノーファー96へ期限付き移籍した3年間をへて、今夏からセルビアの首都を本拠地とする名門パルチザン・ベオグラードへ完全移籍した。 新天地でのデビューは8月8日。イェニ・マラティヤスポル(トルコ)とのUEFAヨーロッパリーグ予選3回戦で後半開始とともに投入されると、22分に挨拶代わりの初ゴールを決めて本拠地を熱狂させた。代表選出時で公式戦10試合に出場して、1ゴール1アシストを記録している。