想定外の“高額”追加料金も? 旅のプロが実践する「手荷物」対策でLCCを最強の移動手段にする
LCC(格安航空会社、ローコストキャリア)は、高速バス並みの安い運賃で飛行機移動できるため旅費を節約したい人には最適。一方、運賃が安い代わりにサービスが手薄だったり座席指定や機内食などが有料だったりします。 【画像】乗れたらラッキー!「特別塗装機」ギャラリー
◆LCCで高額の追加料金を請求される場合も
日本には、多くのLCCが就航しています。主な航空会社は、日本国内線も運航する「Peach」「ジェットスター グループ」「SPRING JAPAN(スプリング・ジャパン)」、国際線で日系の「ZIPAIR(ジップエア)」「AirJapan(エアージャパン)」、外資系の「エア・アジア」「スクート」「チェジュ航空」「香港エクスプレス」「タイガーエア台湾」「ベトジェット」など。 どのLCCも、機内に持ち込む「手荷物」に重量や個数などの制限があり、しかも搭乗前に計測されます。また、空港のカウンターで預ける手荷物も基本1個から有料で、安くとも数千円はします。各LCCのルールを知らないまま乗ろうとして、空港で高額の追加料金を請求される人も少なくありません。
◆LCCの機内持込手荷物「基本ルール」を確認
まず、機内へ持ち込む手荷物について。Peachやジェットスターをはじめ、LCCは基本的に合計「2個」「7kg」までが多いです。2個とは、キャリーケースやボストンバッグなどに加え、パソコンケースなど小さいバッグを指します。 サイズも「高さ56cm×幅36cm×奥行23cm」(ジェットスター)などと決められています。また、LCCによっては合計で10kgまで、また5kgまでのところも。これらの手荷物は、空港での搭乗手続き(チェックイン)の際や保安検査場の入口でスケール(量り)に乗せて計測されたり、搭乗ゲート前に設置されたスケールで計測されたりします。 機内持込手荷物が超過していた場合、受託手荷物として預けるか、その場で破棄もしくは没収となります。受託手荷物にできないカメラ機材やパソコンなどもすべて対象なので、くれぐれも注意してください。