週明けは全国的に雨 北陸で再び大雨のおそれ 関東は雨+北風で11月並みの肌寒さも
秋雨前線の影響で週明けは全国的に雨となる。能登半島では再び大雨のおそれがあり、土砂災害に注意が必要。関東は雨が長引き、北風が入ると日中の気温が20℃に届かない日もあり、肌寒くなりそうだ。
月曜~火曜 広い範囲で雨
7日(月)は秋雨前線が本州にかかるため、全国広い範囲で雨が降る予想。日本海側は午前中からまとまった雨雲が広がりやすく、太平洋側も午後には降り出す所が多い。大気の状態が不安定となるため、局地的に雨雲が発達し、激しい雷雨のおそれがある。竜巻などの突風にも注意が必要だ。
8日(火)も全国的に曇りや雨となるが、次第に前線が本州の南へ下がるため、日本海側は午後からだんだんと雨が止んでくる予想。一方、九州から東北の太平洋側は、夜にかけても雨が降りやすい見込みだ。
北陸は大雨のおそれ 土砂災害に注意
7日(月)の北陸は活発な雨雲がかかりやすく、能登半島では一日で100ミリ前後の雨が降る所もありそうだ。ピークは7日(月)の日中だが、8日(火)の昼ごろにかけても雨が降ったり止んだりの予想。能登半島では既に地盤が緩んでいるため、少しの雨でも土砂災害の危険度が高まるおそれがある。急な斜面や崖には近づかず、安全な場所で過ごすよう努めたい。
7日(月)は南風が入り、最高気温は27℃前後と蒸し暑くなる予想。8日(火)は次第に北風が入るため、気温は右肩下がりになり、日中は20℃を下回る時間もありそうだ。その後も北風が入り続け、東京の最高気温は9日(水)が22℃、10日(木)は19℃と11月上旬並みの肌寒さに。ただ、11日(金)から週末にかけては日差しが出ることもあり、25℃前後と少し暑さが戻る予想。この先は気温が乱高下するため、毎日の服装選びに頭を悩ませそうだ。 (気象予報士・小林雅美)