きょう西日本は30℃超え続出か 午後は西から本降りエリア広がる 週明けは北陸中心に激しい雷雨のおそれ 3連休は全国的に行楽日和
きょう6日(日)の最高気温は、大阪と熊本は31℃など西日本では近畿や九州を中心に30℃以上の真夏日が続出する可能性がある。10月とは思えない暑さとなるため、真夏と同じようにこまめな水分補給を行って過ごしたい。なお、午後は次第に西から雨の範囲が広がり、週明けあす7日(月)からあさって8日(火)にかけては北陸を中心に激しい雷雨となるおそれがある。先日大雨となった石川県能登では、少しの雨でも土砂災害などに警戒が必要だ。
熊本は10月なのに午前中から真夏日に
きょう6日(日)午前は、秋雨前線の活動がやや弱まっているため雲に隙間ができやすく、日ざしの届いている所が多くなっている。また、前線に向かって南から暖かい空気が流れ込んでいる影響で、午前11時までの最高気温は熊本で30.3℃を観測。10月だというのに午前中から30℃以上の真夏日になっている所がある。
午後はさらに気温が上がり、日中の最高気温は京都・大阪・熊本は31℃など、近畿や九州を中心に真夏日が続出する予想。湿度もやや高いため、動くと蒸し暑く感じられそうだ。真夏と同じように、こまめな水分補給を行って過ごしてほしい。関東は前日の昼間より気温が上がり、東京都心は24℃まで上がる見通しだ。
あす北陸では警報級大雨のおそれ
午後は徐々に秋雨前線が活発となり、西からまとまった雨雲が近づきそう。九州では夕方にかけて、中国・四国では夕方から今夜遅くにかけて本降りとなる見通し。そのほかの西日本から東北にかけても、晴れ間があってもにわか雨の可能性がある。きょう6日(日)は晴雨兼用の傘があるとよさそうだ。
週明けあす7日(月)からあさって8日(火)午前にかけては、九州から東北のより広い範囲で土砂降りとなる見通し。特に前線に向かう湿った空気の影響を受けやすい北陸を中心に、激しい雷雨となるおそれがある。石川県能登で8日(火)正午までに予想される雨の量は80ミリの見通し。能登では先日の雨で地盤が緩んでいるため、少しの雨でも土砂災害に警戒が必要。また、低い土地の浸水や河川の増水などにも警戒が必要だ。
関東や東北南部 週半ばにかけて雨で気温変化大
9日(水)から10日(木)にかけても関東や東北南部は秋雨前線の影響で雨が降り、東京都心の最高気温は20℃前後の予想。気温の変化が大きくなるため、体調管理に気を付けてほしい。そのほか9日(水)以降は晴れる所が多く、東海から西ではまだ30℃近くまで上がる所がありそうだ。こちらは引き続き、暑さ対策を心掛けて過ごしたい。 なお、12日(土)からスポーツの日・14日(月・祝)にかけては3連休という人が多いかもしれない。3連休は大陸から移動してくる高気圧に覆われて、全国的にカラッとした陽気のため行楽日和になりそうだ。 (気象予報士・鈴木悠)