【日経平均株価考察】米利下げペース鈍化で、日本株も上値が重い展開か
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大納会は年末値で35年ぶり最高値
2024年12月30日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は、前週末比386円62銭安の3万9894円54銭でした。終値ベースで4万円台をキープしての大納会にはなりませんでしたが、年末値として35年ぶりに最高値を更新しました。年間ベースでの上昇は2年連続で、年間の上げ幅は6430円でした。 東京株式市場は6日に大発会を迎えます。今年、日経平均はどのような動きになるでしょうか。当然ながら、目標となるのは昨年7月11日につけた4万2224円(終値ベース)の更新です。ただ、昨年の日経平均の上昇は、米株の動きに連られることが多かったのも事実。特に、生成AIなど半導体関連銘柄が上昇しました。日本株が4万5000円、さらにはその上を狙っていくためには、企業の業績やPBR(株価純資産倍率)などの実体が改善されることが必要です。賃金の上昇など、デフレ経済からの脱却も求められるでしょう。 為替の動きも気になります。足元では円安・ドル高傾向が続いています。昨年は1年間に15円以上も円安が進みました。日銀は警戒感を持つとともに、追加利上げを模索しており、今年は円高に転じる可能性があります。その場合、自動車・機械など輸出関連銘柄にとっては下値圧力となります。 3日の米株式市場でダウ工業株30種平均は前日比339ドル86セント高の4万2732ドル13セントで引けました。5日ぶりの反発です。米サプライマネジメント協会(ISM)が3日発表した12月の米製造業景況感指数が市場予想を上回ったことが好感されました。米経済が底堅いという見方が広がり、景気敏感株、一般消費財などが買われました。 日本株も大発会から堅調な動きになりそうです。ただ、力強く4万円台を超えていくには材料不足といったところ。特に今週末の10日には12月の米雇用統計発表を控えていることから様子見傾向になりそうです。また、20日にはトランプ次期米政権の発足も控えていることから、動向を見極めたいと考える投資家も多そうです。しばらく、小幅な値動きになるかもしれません。 2024年12月30日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は、前週末比386円62銭安の3万9894円54銭でした。終値ベースで4万円台をキープしての大納会にはなりませんでしたが、年末値として35年ぶりに最高値を更新しました。年間ベースでの上昇は2年連続で、年間の上げ幅は6430円でした。 東京株式市場は6日に大発会を迎えます。今年、日経平均はどのような動きになるでしょうか。当然ながら、目標となるのは昨年7月11日につけた4万2224円(終値ベース)の更新です。ただ、昨年の日経平均の上昇は、米株の動きに連られることが多かったのも事実。特に、生成AIなど半導体関連銘柄が上昇しました。日本株が4万5000円、さらにはその上を狙っていくためには、企業の業績やPBR(株価純資産倍率)などの実体が改善されることが必要です。賃金の上昇など、デフレ経済からの脱却も求められるでしょう。 為替の動きも気になります。足元では円安・ドル高傾向が続いています。昨年は1年間に15円以上も円安が進みました。日銀は警戒感を持つとともに、追加利上げを模索しており、今年は円高に転じる可能性があります。その場合、自動車・機械など輸出関連銘柄にとっては下値圧力となります。 3日の米株式市場でダウ工業株30種平均は前日比339ドル86セント高の4万2732ドル13セントで引けました。5日ぶりの反発です。米サプライマネジメント協会(ISM)が3日発表した12月の米製造業景況感指数が市場予想を上回ったことが好感されました。米経済が底堅いという見方が広がり、景気敏感株、一般消費財などが買われました。 日本株も大発会から堅調な動きになりそうです。ただ、力強く4万円台を超えていくには材料不足といったところ。特に今週末の10日には12月の米雇用統計発表を控えていることから様子見傾向になりそうです。また、20日にはトランプ次期米政権の発足も控えていることから、動向を見極めたいと考える投資家も多そうです。しばらく、小幅な値動きになるかもしれません。