【プロレス大賞】安齊勇馬がさらなる飛躍誓う 3冠王座奪還へ「一番面白いリングをつくる」
今年で51回目となる「東京スポーツ新聞社制定2024プロレス大賞supported byにしたんクリニック」授賞式が8日、都内のホテルで開催された。殊勲賞を受賞した全日本プロレスの安齊勇馬(25)が、喜びと共にさらなる飛躍を誓った。 授賞式を終えて取材に応じた安齊は「いろんな方に、評価して選んでいただけてうれしいし、ずっと応援してくれたファンの方にお礼を言いたいです」とトロフィーを前にさわやかな笑顔を見せた。2022年のプロレス大賞では新人賞を受賞したが、当時はコロナ禍で表彰式が行われず。こうして他団体選手と共に壇上で表彰されるのは初だけに「みんなライバルっていう感じです。刺激になりますね。今回、エントリーされたMVPやベストバウトでも受賞したい思いがあります」と力を込めた。 トロフィーを手に、まず狙うのは3冠ヘビー級王座への返り咲きだ。26日の千葉・幕張メッセ大会で現王者斉藤ジュンに挑戦する。昨年8月に失ったベルトの奪回を目指す安齊は「今回は団体内の選手に挑戦するのが初めてなんで」と拳を握る。過去に2度、同王座に挑戦しているが、その相手は永田裕志と中嶋勝彦で、ともに流出したベルトを取り戻すべくリングに上がったのだ。 それだけに「今までは〝全日本のため〟だったんですけど、今回は〝自分のため〟っていう気持ちで臨むので。この新しいチャレンジがどうなるかですけど、必ず勝ちたい」と意気込み。そして「今、他団体も盛り上がっているので。全日本も負けずに上にいって、一番面白いリングを僕がつくっていきたいです」と断言した。25年も王道の中心に立つつもりだ。
東スポWEB