今年も迫力のオオクワガタ次々 福祉施設しんあい、障害者の自立・職業訓練で飼育販売
大きく迫力のある姿が人気のオオクワガタ。京都府福知山市日吉ケ丘、社会福祉法人みつみ福祉会生活介護事業所しんあい(山本実管理者)は17日、飼育販売用に育てた成虫を飼育瓶から取り出す「割り出し」をした。 障害者の自立、職業訓練の一環としてオオクワガタの繁殖、販売を始め、1999年から本格化させた。室温調整、秘伝のブレンド餌などで、毎年大きく、形の良い個体の育成をしている。 今年の初日は雄20匹ほどを飼育瓶から取り出して成長を確かめた。クワガタたちは勢いよく動き回り、施設利用者からは「元気やわ」と声が上がった。今年は雌と合わせて計160匹を用意できる見込み。体長70ミリ超えが多いという。 飼育担当職員は「例年に比べて数は少し減っていますが、形が良いものが多く出ています。たくさんの人に興味を持ってもらえればうれしい」と話した。 販売は施設内店舗で20日午前9時から、インターネット販売は午後1時から始める。 問い合わせはしんあい、電話0773(22)8694へ。