液状化被害の内灘町、黒船神社で2年ぶりに厄払い神事…昨年の本厄も1年遅れで払う
能登半島地震で液状化被害を受けた石川県内灘町宮坂の黒船神社で2日、厄を払う神事「歳旦祭(さいたんさい)」が2年ぶりに行われ、地元住民らが新年の平穏を祈った。
同神社は液状化で地盤が1・5メートルほどずれ、本殿が傾き、鳥居が倒壊するなどの被害を受けたという。歳旦祭は毎年1月2日に実施しているが、昨年は地震の影響で開催できなかった。
この日は住民ら約20人が参加し、昨年が本厄にあたっていた住民も1年遅れで厄払いした。斎藤政史宮司は「復旧・復興し、良き年になりますように」と願っていた。