「あの高さが命取りに…」。NBA最長224cmのウェンバンヤマに元選手が危惧「人間の身体というのは、そんなに高くなるものじゃない」<DUNKSHOOT>
一方で、211cmのケビン・デュラント(フェニックス・サンズ)は2019年にアキレス腱を断裂して1シーズンを全休しながらも、現在もトップレベルでプレーするなど医療面の進化とともにNBAの選手寿命は着実に伸びている。 モーケスキーもウェンバンヤマのバスケットボールへの取り組みを称賛。自身の現役時代との違いも指摘していた。 「彼のトレーニングを見ていると、ものすごくハードに取り組んでいる。ヨガやストレッチも取り入れているんだ。我々はそういったことはしていなかった。自分たちもああいうことをやっていればと思う。あの頃なんてジャンピングジャック(ジャンプしながら脚を開いて閉じること)を15回やって、『よしプレーするか』なんて言っていたよ」 昨季のウェンバンヤマはレギュラーシーズン82試合のうち71試合に出場し、平均29.7分のプレータイムで21.4点、10.6リバウンド、3.9アシスト、1.24スティールにリーグトップの3.58ブロックをマーク。 NBAのフィジカルやゲームの速さに慣れるため、あるいはケガの回避の意味もあったのだろう。適度に欠場や時間制限も設けながら、それでも3月には平均31.6分、4月には同35.7分に出場し成績を伸ばした。今夏はさらにトレーニングを積んだことで、2年目はプレータイムを増やすことが予想されている。 今後のキャリアで長期離脱を余儀なくされる大ケガに見舞われる可能性がないとは言い切れないが、現在の選手たちはオフシーズン期間もトレーニングを欠かさずに良好なコンディションを維持しているだけに、モーケスキーの心配事は杞憂に終わるかもしれない。 文●秋山裕之(フリーライター)
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