愛猫がシニアになる前に 「やっておいてよかったこと」「やっておけばよかったこと」
やっておいてよかったこと②「食卓に猫を登らせない」
「やっておいてよかったこと」の2つめは、食卓に猫を登らせないことです。 これも、猫と初めて暮らす私はさほど気にしていなかったのですが、実家で何匹かの猫と一緒に暮らしたことのある夫が「子猫の頃からしつけをしたい!」と言い出したことから始まりました。 夫の実家にいた猫はたいそうやんちゃだったそうで、食卓の上でも大暴れ。かわいいけれど、食事中でさえも変わらない様子で大変な思いをすることも多く、初めから「乗ってはダメなもの」と教えたほうが、お互いのためになると考えたそう。 私が購入した、初めて猫を飼う時に読むマニュアル本で「しつけには水を入れたスプレーを使う」というのを見ました。事前に食卓やキッチンに水の入ったスプレーを準備しておいて、猫が食卓に登ろうとしたら、プシュ!とひと吹きするのです(※)。水が顔や体にかかるとかわいそうなので、気づいてもらえる程度に離してひと吹き。 猫が「水が出た!なんだ!?」と思えば成功です。これは効果てきめんで、ものの数回で本当に登ろうとすらしなくなりました。 ※正しい方法・教え方は専門家に指導を仰ぐようにしましょう たまにドラマやドキュメンタリーで猫が食卓に上っているのを見ると、「実はこっちのほうが猫飼いの当たり前……?」と思ってしまいますが、娘が生まれてまだ小さなときはとくに、登らないようにしておいてよかったなと感じることがよくありました。 育児中は本当に余裕がなかった私ですが、例えば食事を邪魔されてイライラしてしまようなこともなく、猫たちもいつも通り穏やかに過ごせたのではないかと思っています。 ちなみに、夫の仕事机ではまったくしつけをしなかったので、今でもバンバン登っています。
やっておけばよかったこと「お口のケア!」
「やっておけばよかったこと」、我が家の場合は1に歯磨き、2に歯磨き、3、4がなくて5に歯磨き。とにかく歯磨きです。 子猫の頃から口元を触られることに慣れていれば、しっかり口腔ケアができるとも聞く一方で、猫らが我が家に来たのは生後半年経っていたので、すでに口を触られるのを嫌がることが予想され、早々に諦めてしまっていました……。 それで歯磨きオヤツなどもよくあげていましたが、まあ食べません。 前回の記事でも触れましたが、モモは免疫が低いことで口の中もとても弱く、今はしっかり歯肉炎があります。口をクチャクチャさせて気にしていることが多く、投薬でなんとかしのいでいますが、口腔ケアができていれば、こうなることを遅らせることもできたのかな……と後悔しきりです。 でも、キャットシッターさんによると、「猫に歯磨きをしているご家庭はとても少ない」と聞くし、あんずはたまに歯肉炎になっても投薬で治るので、一概には言えないことなのかもしれません。 子猫のころからやっておけばよかったこと、猫と暮らす方であれば、1つや2つあるのではないでしょうか。猫の様子をみながら、お互い無理なく快適に過ごすことが出来たら良いのではないかな……とも思っています。