アルピーヌF1、チーム代表ファミンの退任を認める。サマーブレイク後に後任へ引き継ぎ
アルピーヌF1チーム代表のブルーノ・ファミンが、8月末をもって現職を退くことが明らかになった。後任には、FIA F2やFIA F3に参戦するハイテックのオリバー・オークス代表が起用される見込みだ。 【リザルト】アルピーヌはオコンにマシントラブル発生。F1 2024 ベルギーGP FP1 ファミン代表は当初、2022年初頭にアルピーヌのパワーユニット(PU)部門を監督するために起用され、1年前にオットマー・サフナウアー前代表の解雇に伴い暫定チーム代表に就任した。 ファミン代表は2024年シーズンもチームを率いてきたが、ベルギーGPに向けて、アルピーヌF1のエグゼクティブ・アドバイザーに就任したフラビオ・ブリアトーレ主導の様々な変更が行なわれる中、ファミン代表の立場に関する憶測が強まり、motorsport.comもアルピーヌのチーム代表交代が近づいていると報じた。 ファミン代表はベルギーGP初日に行なわれたチーム代表者の記者会見で、後任の名前を挙げなかったものの、アルピーヌ内部での状況を認めた。 その直後、アルピーヌはファミン代表退任を認める声明を発表した。 「アルピーヌF1チームは、ブルーノ・ファミンが8月末までに現在のF1部門チーム代表の役職から離れることを認める」 「ブルーノはヴィリー=シャティヨンでルノー・グループのモータースポーツ活動全般を担当する。新しいチーム代表は追って発表される」 なお、ヴィリー=シャティヨンのファクトリーをめぐっては、自社製PU製造を終了しアルピーヌF1が他メーカーの“カスタマーチーム”となる可能性が高まっており、親会社ルノーは今後に向けた検討を進めていると言われている。
Alex Kalinauckas