熟年離婚を防ぐには「妻の隠れた本音を読め」“妻ことば”翻訳実例を夫婦カウンセラーが徹底解説
■浮気を詮索する “妻ことば”
「うちの女房、つまんないことをしゃべりやがって」なんて男性も多いと思われるが、妻が「今日、隣りの奥さんがね」と話してきたとき、「どうでもいい」なんて言っちゃいけない。 「女性にとって、おしゃべりはストレス発散で、夫にも聞いてもらいたいんです。会話の内容を批判したり反論したりせず、夫に話を聞いてもらえると、奥さんも嬉しいんです」 妻が「私にもっと関心を持って」と、それとなく言うケースもある。例えば、「ヘアカラーを変えてみたの」とか「今日のお出かけはスカートとパンツ、どちらがいいかしら?」などと聞いてきたときだ。 このとき、アナタは「どっちにしろ、白髪染めだろ?」とか「どっちでもいいから早くしろ!」など言ってはいけない。「君に似合ったヘアカラーだね」とか「スカートもパンツも、かわいいね」と返したい。 “妻ことば”で気をつけたいのは浮気を詮索するときの言葉だ。妻はストレートに「あなた、浮気しているんじゃない?」とは言わない。 「今日は何時に帰って来るの?」といった、なにげない妻の言葉には「最近、遅いけど、浮気しているんじゃない?」という疑念がある。 「さあ、いつ帰れるか。接待だから」なんて答えると余計な詮索をされてしまう。 「うん、今日は新宿の○○って焼き肉店で取引先の××社の部長に接待だよ」など、このように飲む相手や場所を具体的に伝えると、妻も安心する。 年を取ると、身だしなみを整えたり、風呂に入るのが億劫になる。 すると妻が「ヒゲが伸びているわね」とか「もう3日もお風呂に入ってないんじゃない?」と注意するが、これは、けっして夫のために言っているわけでもない。 「アナタが汚い格好をしてると、私が恥ずかしいでしょ。もっと清潔にしてよ」ということ。 「オレの姿格好なんて構わないでくれ」なんて言うのではなく、「加齢臭とかする? ゴメン。今晩、入る」が模範回答になる。
■「結局、アナタは自分を変えるつもりはないのね」
さて、最後は、妻がこれを口にしたときは離婚寸前という激ヤバ“妻ことば”だ。 「結局、アナタは自分を変えるつもりはないのね」 夫婦で意見が割れたときに、妻がこう言う。 「奥さんは、“この人が自分を変えるつもりなんかないんだ。もう一緒に生活するのは無理。別れよう”という気持ちに傾いています。夫婦が、お互いに寄り添ってこその結婚生活。それを夫が、我が道だけを通すとなったら、奥さんも一緒にいられないと思うわけです。でも、夫はこんな気持ちに気付いていない場合が多いんです」 “妻ことば”から読み取れる危険信号を察知して、熟年離婚を切り出されないように気をつけたい。
ピンズバNEWS編集部