上川隆也が「問題物件」で愛犬を役作りの参考に!?「演じるキャラとはかけ離れ過ぎて…(笑)」
上川隆也さんが主演を務めるドラマ「問題物件」(フジテレビ系)が1月15日からスタートします。作家・大倉崇裕さんの「問題物件」「天使の棲む部屋 問題物件」を原作とした本作は、自殺、ポルターガイスト、失踪など、さまざまな不動産物件で起こる奇々怪々な事件の謎を、人間離れした破天荒さを持つヒーロー・犬頭光太郎と、物件マニアのヒロイン・若宮恵美子(内田理央)が鮮やかに解決していく不動産ミステリーです。 ここでは、人並み外れた記憶力と天才的な推理力を持ち、正体は犬(!?)かもしれない謎の男・犬頭を演じる上川さんに、本作の見どころや役作りについてお伺いしました。
──まず、オファーを受けた際の心境をお伺いできますでしょうか。 「原作小説から読ませていただいたのですが、気負わずに読めるとても楽しい作品でした。特に、主人公2人の描かれ方が非常に魅力的で、この作品に関わるきっかけになったと言っても過言ではありません。読者としてページをめくる楽しさをドラマでも再現できたらと思いました」 ──フジテレビ系連続ドラマ出演は約8年ぶり、そしてフジテレビ制作連続ドラマでは初主演となります。 「僕は俳優のお仕事は、例えば出張ずしのようなものだと感じています。依頼されたお宅ごとに環境が違う中で、精いっぱいの料理を提供するように、僕も依頼されれば、どんな場所でも、どんな役でも、自分の精いっぱいの芝居を提供したい。その時々の環境や役どころなど、要求されたものに対して自分が持っている技術で最大限にお応えし、見る人に楽しんでいただければ幸せです。今回の役も同様に、精いっぱい取り組みたいと思っています」 ──犬頭は謎の多いキャラクターですが、ビジュアルやセリフの言い方など意識されていることはありますか? 「“黄色いコートを着ていること”をはじめ、ビジュアルや性格、立ち居振る舞いなどの“犬頭らしさ”をスタッフさんたちとしっかり話し合いました。なので、このキャラクターは決して僕1人で作り上げたものではありません。原作にはない、ドラマオリジナルの表現や設定も取り入れながら、最後まで柔軟に作品を作り上げていきたいと考えています」 ──原作からヒントを得つつ、ドラマならではの犬頭が見られるということですね。 「犬頭の予想外の行動に驚かされながらも、とても魅力的なキャラクターだと感じているので、ドラマでもそんな彼の独特な魅力を伝えていきたいですし、実写ならではの“犬頭らしさ”を表現したいと思っています。現実ではありえないような突拍子のない言動も、視聴者の方には『犬頭だからね』と受け止めていただけるよう造形していきたいと思っています」