<安保法制>自民党・岩屋毅議員に聞く「戦争法案ではなく戦争回避法案だ」
「対米追随国家」との批判について
── 先日、共産党の志位委員長の質問がネットの一部で話題になりました。国連で非難決議を受けたアメリカの武力行使(グレナダ、パナマ、リビアなど)や戦争などに対して、日本はそのすべてを支持してきたとして、日本を「究極の対米追随国家だ」と指摘し、安保法制を「アメリカの戦争に巻き込まれる法案だ」と批判しています。 実際、共産党の質問は、非常によく勉強されていて、良くできている── が多く、聞くべき所もあると思いますね。アフガン戦争のときは、アメリカは、まさに本土を攻撃された事を発端に、個別的自衛権の発動として行った。イラク戦争のときには、アメリカが大量破壊兵器をイラクが保有しているとして、戦争に踏み出した。日本もそれを支持した。結果的に大量破壊兵器はなかったわけで、そういうことは、ないようにしなくてはいけません。日本も政策判断をきちんとできるように、情報収集能力を強化するなど、独自の体制を作らなくてはならないでしょう。 ── そうすれば、「対米追随」ではない、自立的な判断ができますか。 それはそうでしょう。できると思いますよ。あくまでも主体的に判断するのです。 (了)