ポルト、チェルシー加入破談のオモロディオン獲得! 約24億円でアトレティコから保有権50%取得
ポルトは23日、アトレティコ・マドリードからU-23スペイン代表FWサムエル・オモロディオンを獲得したと発表した。 ポルトの発表によると、ポルトは1500万ユーロ(約24億円)でアトレティコ・マドリードからオモロディオンの保有権の50パーセントを取得した。つまり、ポルトが将来的に同選手を他クラブへ転売する場合、その移籍金の半分がアトレティコ・マドリードの懐へ入ることになる。 ただし、ポルトが追加で500万ユーロ(約8億円)を支払うことにより、同選手の保有権をさらに15パーセント取得できるオプションが付帯している。このオプションは2025年と2026年の2度、利用可能なようだ。なお、ポルトとオモロディオンは2029年夏までの契約を締結し、契約解除金は1億ユーロ(約162億円)に設定された。 現在20歳のオモロディオンは、グラナダの下部組織出身。2023-24シーズンのラ・リーガ開幕節アトレティコ・マドリード戦でトップチームデビューを飾ると、同試合でプロ初ゴールも記録した。その活躍を受けてアトレティコ・マドリードに移籍金600万ユーロ(約9億6000万円)で買い取られ、23-24シーズンはアラベスに期限付き移籍。同クラブではラ・リーガの34試合に出場して8ゴール(※グラナダ時代を含めると通算9ゴール)を記録した。 パリ・オリンピックのU-23スペイン代表として金メダルを勝ち取ったオモロディオンは、今夏にチェルシー加入の可能性が浮上。移籍金4000万ユーロ(約64億円)で同クラブへの移籍に近づいていたが、土壇場で破談となり、オモロディオンの去就は宙に浮いていた。 5年契約でポルトガル屈指の名門に加入したオモロディオンは、クラブ公式サイトを通じてコメント。「ポルトのような大きな歴史を持つクラブの一員になれたことを誇りに思う。(フェルナンド・)ゴメス、(マリオ・)ジャルデウ、(ラダメル・)ファルカオ、ジャクソン・マルティネスのようなストライカーがプレーしてきたこのクラブでプレーすることの責任の重さは分かっている」と意気込みを示した。
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