不動産会社の経営者が教える! リビングの間取りでわかる「選んではいけないNG物件」
NG3 水回りに段差があるリビング
キッチンをはじめ、洗面所、トイレなど水回りに段差があるマンションがあることをご存じでしょうか? 主に築年数の古い物件に多く見られるのですが、床下にある排水管の勾配を確保するために、あえて段差が設けられているのです。 段差があると、つまづきやすくなるなど安全面も心配ですし、その他にも、家具の配置が難しくなったり、お掃除ロボットが使えなかったりというデメリットがあります。 「段差をなくすために、リフォームすればいい」と考えるかたもいるかもしれませんが、勾配は確保したまま床を上げると、その分、天井が低く、圧迫感が出てしまいます。 築年数の古い物件を候補にする場合は、水回りに段差がないかしっかりチェックしてほしいです。
<教えてくれた人> 石岡茜さん。2013年に「女性のための不動産会社を作りたい」と、東京・学芸大学に「ことり不動産」を設立。女性ならではの細やかな視点と「幸せな家選び」をモットーに、物件選びをサポートしている。宅地建物取引士。著書に『持ち家女子はじめます』(飛鳥新社)がある。現在、TV CMを放送中。YouTube「ことり不動産TV CM」でも視聴可能。 取材、文・髙倉ゆこ ©オオコシタマヨ/Adobe Stock
取材、文・髙倉ゆこ