【ハイライト動画あり】早稲田大学、13トライで日本体育大学を圧倒し開幕連勝。ラグビー関東大学対抗戦
27分には、またも田中健がライン際を駆け抜け、38-0とさらにリードを広げる。印象的だったのは36分、細矢のキックチャージから敵陣ゴール前でのスクラムを獲得した早大は一気にプッシュする。5mを押し切り、スクラムでのトライを挙げた。セットプレーでも盤石の強さを見せた早大は45-0で前半を終えた。
後半も上々の立ち上がりを見せた早大。日体大のキックオフからエリアの取り合いとなったが、服部のロングキックをきっかけに早大は攻撃に転じる。福島が内に切れ込みながらブレイクすると、一気に大外までボールを回した。ライン際で待っていた池本がインゴールまで走り切り、後半も先に得点を挙げた。
8分、これまで日体大にチャンスを与えていなかった早大だったが、ペナルティをきっかけにピンチを迎える。22mライン内側まで侵入を許した早大だったが、低く鋭いタックルで日体大のゲインを許さない。ハイプレッシャーのディフェンスで日体大のノックオンを誘発し、自陣22mライン付近でスクラムを得る。
すると、早大はそのスクラムで10m近く前進し、ディフェンスラインを後退させる。出足が遅れた日体大の隙を逃さなかった矢崎が、大外の池本へロングパスを繋ぐと、ディフェンスを引きずりながらゲイン。オフロードパスを受け取った田中健がハットトリックを達成した。
スコアは57-0。15分にはLO若松泰佑(文構4=東京・早実)、26分にはNO8永井新之助(スポ4=東京・早実)のロングゲインをきっかけに矢崎が、32分にはFB植木太一(人1=神奈川・関東学院六浦)がトライを挙げた。
途中出場の選手たちが次々と鮮烈なプレーを見せ、早大の勢いは衰えない。36分、日体大ディフェンスのギャップを突いたCTB野中健吾(スポ3=東海大大阪仰星)がブレイクすると、最後は田中健。今試合4トライの大車輪の活躍を見せ、83-0。日体大を無得点に抑え、ノーサイドの笛が鳴った。